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図星 ページ12
美「お兄ちゃんとかは？」
言い当てられた衝撃と、熱い紅茶のコンボでむせる
咳を何回かして、落ち着いてから私は言葉を発した
『よくわかったね。どうして？』
美「なんとなく。それに、お兄ちゃんもAのこと気にかけてるみたいだから。」
『それは倶楽部の人だからじゃ』
美「そんなんじゃなくて！Aだけよ。」
私の言葉を遮る勢いで美尊がそう言う
『それなら、嬉しいなぁ…』
美「冗談だと思ってるでしょ。本当なんだからね!!」
まさか、ね
尊氏さんが私を好きなわけない…
尊氏さんが好きなのはきっと…
美「私、お兄ちゃんとAが結ばれたらいいなって思ってるの。A、私は応援してるからね。」
ああ、そっか
傷つくのが怖くて
そんなことを考えていても、変わらない
尊氏さんが誰を好きでも、
私は貴方が好きだから
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作者名：汐 | 作成日時：2018年3月13日 18時
