むかしのはなし ページ11
グランデ「おにぃさま!」
エレメージェバイドの後を追うのは、グランディエディライト。
新しいエレメージェバイドのパートナーだった。
イエロー「またやってるの?グランデ。」
エイド「...俺は一人で充分だ。
イエロー、抑えておいてくれ。」
イエロー「はいよ。」
グランディエディライトの硬度は7半のため、そう簡単に割れはしないが、イエローダイヤモンドの硬度は十。
万が一の事を考え、そっと羽交締めをした。
グランデ「ぬぉっ!?
離してくだされ!イエローおにぃさま!」
イエロー「お前は待っていなよ。
必ず砕けて帰って来るんだから。」
そんな二人を横目に、エレメージェバイドは草原へと走り出した。
...さま。
...兄様。
エイドお兄様!
エイド「っ、...寝て、いたのか...?」
ダイヤ「良かったぁ、何度呼びかけても起きないから、心配したんですよ。
...魘されていたようですけど...」
エイドの事を覗き込んでいたのはダイヤモンドだった。
エイド「...大丈夫。
心配かけて済まないね。ダイヤ、起こしに来てくれてありがとう。」
ダイヤ「いいえ。
行きましょう、エイドお兄様。」
そっ、とエイドに向かって手を差し出した。
エイド「...あぁ。」
その手を、エイドはゆっくり取った。
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作者名:雨と無知@雨100% | 作成日時:2018年2月19日 2時