続 ページ10
Ky「んで？弟どんな感じなの」
椅子に座り、上半身を捻り、こっちを向く。
Sz「どんな、って？」
Ky「ただ気になっただけだけど？」
こいつのニヤニヤうぜぇ。
Sz「はぁ．．．
取り敢えず、長話に付き合って貰うからな。」
なんだかんだ言って、清川と話すのは嫌いじゃない、し．．．
Sz「このまえオスマンが風邪ひいたんだよ。あれには心臓が止まるかと思った。学校に行かせるのも心配だったけど．．．トントンは家事の手伝いしてくれるし、ひとらん野菜作りたいってもじもじしてるし、ゾムは髪が伸びてきてウザったそうにしてるけど、俺にドライヤーかけてもらうのが好きなのか切りたいって言わないし、ロボロ毎日牛乳飲んでるのに背が伸びないって泣いた時もあったし、グルッペン相変わらず戦争好きだけど俺が話しかけると全部やめてこっち来てくれるし、シャオロンとコネシマは喧嘩ばっかりだけど俺が怒ろうとするとしゅん、ってなって可愛すぎて怒れないし、鬱は女の子にモテてるけどスズ兄が一番好きなんて言ってくれるし、ショッピは俺がどこか行こうとするとちょこちょこって後ろついてくるしもぅなんなの俺の弟可愛すぎかよ．．．」
頭を抱えて語る。
清川はこれを何故か好きで聞いてくる。
長いって自覚してんだけどな。
Ky「お前当分．．．ってか一生弟離れ出来ねぇんじゃね？」
Sz「しなくていい．．．
例え弟達に反抗期が来て、俺のこと嫌いって言ったとしても、俺は弟達好きだから、離れたりなんてしてやんない。」
まぁ、あいつらが嫌なら離れるけど。
絶対に見放したりなんてしない。
Ky「おーおー。
いいオニーチャンだねぇ」
Sz「兄ってそんなもんだろ。」
Ky「まぁ、俺の兄貴はできることはやらせる質だったから、最低限だったな。
泥甘でもねぇし、だからといって何もしねぇって訳でもなかったな。」
Sz「へぇ。いい兄さんじゃん」
Ky「まぁ、たまにうぜぇけどなｗ」
まぁ、お節介すぎなのもしつこいだけか。
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作者名：雨と無知@雨100％ | 作成日時：2018年4月4日 23時
