今日も平和な我々だ (ページ6)

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涙ページ6

ひとらん「兄さん、大丈夫？
どこか痛いの？」

違うんだよ。

グルッペン「どうしたんだ、兄さん。」

大丈夫だから。

シャオロン「兄ちゃん．．．」

俺は大丈夫だよ。

だから、悲しい顔しないで。

ペ神「ただいま〜。

．．．？皆〜？どうした、の？」

あぁ、しん兄まで帰ってきちゃった。

スズモリ「お、かえり。」

泣いてて嗚咽が出てくる。

拭ってるのに止まらない。

このままじゃ、弟達も泣き出しちゃうな．．．

ペ神「．．．ロボロ、ショッピ君、ちょっとだけひとらん達といて？ゾム達も。

グルッペン、濡らしたタオル持ってきて。
オスマンは水分、トントンは毛布お願い。」

．．．ほんとに、こーゆー時しん兄は頼りになるな．．．

しん兄は皆に指示を出しながら、俺の背中を規則的に優しく叩いてくれる。

．．．暖かいな．．．

ペ神「で、どうしたの？」

スズモリ「．．．なんだろ、弟達の顔みたら、止まんなかった。」

重い足取りで家まで歩いて、おかえりって駆け寄ってきた弟達見た瞬間に泣き出しちゃった。

どうしたんだろ、ほんとに。

ペ神「安心したのか、疲れてたのか。

．．．学校で何かあった？」

お見通しだったりするのかな。

スズモリ「多分、疲れてたんだと思う．．．」

今考えてみればそうだ。

スズモリ「最近は委員会とかで忙しくて．．．部活もあるし。
朝早くに出て、遅くに帰ってきて、それが今日で終わったから．．．安心したのかな．．．」

久しぶりにちゃんと弟の顔を見た感覚で、申し訳ないって言う気持ちと、兄として失格何じゃないかって言う気持ちが混ざって、分からなくなったのかもな。

ペ神「兄はスズモリだけじゃないんやからね。

俺も、エーミールも兄さん軍曹もいるんだから。
ちょっとは頼れ。」

スズモリ「．．．うん。」

安心したのもあるし、寝不足も祟ったのか、夕食の準備とかもあるけど、しん兄の腕の中で寝た。

ペ神「．．．ごめんな、スズ。」

しん兄の所為じゃないって言いたかったけど、眠気には逆らえなかった。