酔っ払い ページ17
高校生の飲酒描写あり。
皆さんはダメですよ！！
Sz「．．．またかこの酔っ払い共．．．」
１ヶ月に１回訪れる大人の晩餐会。
まぁ、酒持ち寄って飲んでるだけなんだけど。
Sz「いつも通りだね。
あんまり騒ぎすぎないでね、弟達起きるから。」
リビングで飲みまくってる4人に一応声をかけ、自室に戻ろうとする、が。
Em「スズモリくんいつも頑張っとるから、今日ぐらい休まんと倒れんで」
めんどくさいエミ兄に捕まった。
Ni「たまには休まんとな。
ほら、おいで。」
Em「せやせや。
どうせ明日休みなんやろ？」
Gn「．．．今日ぐらい、付き合え。」
．．．ったく、
Sz「悪い大人やな、兄貴達。」
4人に言われたら断れるわけないやん。
Sn「そう来なくちゃな〜」
Ni「たまにはええやん。
スズモリ、何飲む？」
Sz「甘めのやつ。
．．．ほろよいちょーだい」
因みに、これが初めてではない。
今まで何度かあった。
条件として、
⒈兄貴が全員揃ってること
⒉弟達が全員寝ていること
⒊明日が休みだということ
⒋エミ兄が酔っていること
⒌無理矢理に誘わないこと
これぐらい。
嫌だといえば俺は飲まないし、弟のうち誰か1人でも起きてたら酒盛りもしない。
きっちり決めたわけじゃないけど、暗黙の了解みたいな感じ。
差し出された酒の缶からそのまま飲み込む。
最初の方は酒に慣れなくて、眉間にシワとか寄せてたけど、今となってはもう慣れた。
炭酸ジュースとはまた違った感覚。
甘さのあとの苦味。
申し訳程度のももの味。
Sz「っ、ハァ〜．．．」
ついついくせになる味。
Ni「おじさん臭いで、スズモリ。」
Sz「表では出さんよ。
兄貴達の前だけや。」
弱い所だって、この訛りだって、兄貴達の前でしか見せない。
．．．いや、見せられない。
もう、病気みたいなものだな．．．
Gn「．．．たまにでいい。ちゃんと吐き出せ。」
軍兄の大きな手が俺の頭をゆるりと撫でる。
Em「そうですよ、スズモリくんには4人もの兄が居るんですから。」
あぁ。
やっぱり兄貴達には敵わないなぁ．．．
Sz「．．．ありがと((ﾎﾞｿｯ」
聞こえないように言ったつもりでも、聞こえてたらしくて、兄貴達は微笑んでた。
珍しく酔ってんのかな、俺。
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作者名：雨と無知@雨100％ | 作成日時：2018年4月4日 23時
