【暗殺教室】目立たない彼女 (ページ35)

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35話　「鷹岡」ページ35

鷹岡「悪い子たちだ。恩師に会うのに裏口から来る？
父ちゃんはそんな子に育てたつもりは無いぞ。
仕方ない、夏休みの補習をしてやろう」

それから一同は鷹岡に着いていって屋上に出た。

烏間「殺し屋を雇い、生徒たちをウィルスで脅すこの強行、血迷ったか？」

鷹岡「オイオイオイ、俺は至極まともだぜ〜？これは地球が救える計画なんだ。
大人しくそこのちっこい二人に賞金首を持ってこさせりや俺の暗殺計画がスムーズに仕上がったのになぁ」

そう言って鷹岡は生徒たちの目を向ける。

鷹岡「計画ではなぁ、茅野とか言ったっけ？女の方。そいつを使う予定だった。
部屋のバスタブに対殺せんせー弾がたっぷり入れてある。そこに賞金首を抱いて入ってもらう。その上からセメントで生き埋めにする。
対せんせー弾に触れずに元の姿に戻すには、生徒ごと爆裂しなきゃいけない戦法さぁ！
生徒思いの殺せんせーはそんな酷いことしないだろ？大人しく溶かされてくれると思ってな！」

鷹岡の作戦に生徒たちは顔面蒼白だった。

仮に二人で行かせてしまえば、そうなる結末があったということなのだから。

鷹岡「全員で乗り込んできたと知った時は肝を冷やしたが、やることは大して変わらない。
お前らを何人生かすかは俺の機嫌次第だからなぁ！」

殺せんせー「許されると思いますか、そんな真似が」

鷹岡「これでも人道的な方さ！
お前らが俺にした非人道的な仕打ちに比べればなぁ！」

鷹岡は興奮して頬の掻き傷を更に掻く。

鷹岡「屈辱の目線と、騙し討ちで突きつけられたナイフがよ、頭ん中チラつく度に顔が痒くなってな！夜も眠れねぇんだよォ！！
落とした評価は結果で返す！！受けた屈辱はそれ以上の屈辱で返す！特に、潮田渚！！
俺の未来を汚したお前は絶対に許さん！」

名指しされた渚は黙り込む。だが、これで納得した。

背の低い生徒を呼び出した理由。それは男子生徒の中で最も小柄な渚を呼び出すためだ。

業「へぇ〜、つまり渚くんはあんたの恨みを晴らすために呼ばれたわけ。
その体格差で勝って本気で嬉しい？俺ならもっと楽しませてやれるけど？」

寺坂「イカれやがって！
手前で作ったルールの中で渚に負けただけだろうが！
言っとくけどな、あん時てめぇが勝ってようが負けてようが、俺らテメェのこと大っ嫌いだからよ！！」

鷹岡「ジャリ共の意見なんて聞いてねぇ！！俺の指先でジャリが半分減るってこと忘れんな！！」

その言葉で全員が黙った。