【暗殺教室】目立たない彼女 (ページ3)

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3話　「球技大会(1)」ページ3

殺せんせー「ふむふむ、クラス対抗球技大会ですか。
健康な心身をスポーツで養う！大いに結構！！」

ただ、と冷や汗(？)を流しながらトーナメント表を見せた殺せんせー。

殺せんせー「トーナメント表にE組が無いのはどうしてです？」

この学校に来てからまだ日が浅い殺せんせーからしたら、自分の担当するクラスのことを詳しくないらしい。

Aは興味無さそうに窓の外を見ながら一連の流れを見ていた。

E組はエントリーされないこと。締めのエキシビションに参加しなければならないこと。

これは毎年恒例だ。

業「Aは出んの？」

A「適当な理由つけて休むよ。
晒しモンとかじゃなくて、純粋に興味無い」

業「あの担任が許してくれると思う？」

クラスが野球やバスケの話で盛り上がってる中、後ろの席では二人の会話が行われていた。

A「まぁ最悪、潮田さんから聞いているアレで終わらす」

業「アレ？」

業が首を傾げるのをAは無視して、一応チーム分けされた作戦会議には参加した。

ただその会話の途中で殺せんせーならぬ、殺監督が生まれていた。

──────────

当日。

殺せんせー「五十山田さんがまだ来てないですが！？」

烏間「五十山田さんは体調不良のため欠席すると連絡があった。
彼女を抜きで試合を進めるんだな」

「えー！！」

業は隣の空席を見た。

本当にAは休んだ。その事に対する女子の悲鳴は中々の物だった。

茅野「五十山田さんめちゃくちゃバスケ上手いのに！」

矢田「こうなったら五十山田さん抜きでやるしかないね」

一連の流れを知っている業はすぐ様チャット画面でメッセージを送った。

業『本当に来ない気？』

A『行かない』

業『皆期待してたみたいだけど』

A『だから？』

業『最後くらい参加したら？』

A『どうでもいい』

相変わらず尖っているAに業は呆れた。