メロンソーダ道枝駿佑 (ページ30)

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私「駿佑、私、しばらくツアーで会えないんだ。」

駿「そっか。」

私「うん。寂しいと思うけど、勉強頑張りなさいよ？笑」

駿「寂しくねーよ笑」

私「そっ、、か笑」

駿「A、、」

駿「俺、Aが好きだ。」

私「アイドルって恋愛禁止なんだよ。」

駿「分かってる。」

私「私、大人気アイドルなんだよ。」

駿「分かってる。」

私「私、東京ですっごくモテるんだよ。」

駿「分かってる。」

私「でも、ずっと駿佑が好きだった。」

駿「っっ、ほんとか？」

私「ほんとだよ。だから！こうやって花火大会だって一緒に見たくて、わざわざ来たの。見れなかったけど。」

駿「A。」

ｷﾞｭｯ

ずっと望んでた展開。
ずっと抱きしめて欲しかった。
ずっと好きって言って欲しかった。

ずっとキスして欲しかった。

駿「A」

私「ごめんっ」

だけど、それを止めたのは自分だった。

私「私、弱いの。アイドル辞めること、やっぱりできない。アイドルだから、応援してくれる沢山のファンを裏切ることできないの。」

私「帰るね。さようなら。」

さようならしてから

駿「A！」

呼び止めて

私「んっ」

口づけした後

ｷﾞｭｯ

駿「待っとる。」

抱きしめて。

ずっと、ずっとそれをしたかったのは
私。

こんなにも好きなのに。

涙が溢れた。