み「蔵ー終焉ー」 ページ41
皆がAの方へ駆ける
「Aさん、兼さんと堀川と安定が大泣きして大変だったんだからね」
「A殿、怪我はないか?」
皆が心配してくれていた。
「無事でよかった。すまない...俺に力があれば、あんたをひとりで行かせることもなかったのに...」
山姥切はAの両手を包み込み、俯く
「まんば君、また心配かけたね...今回力を存分に発揮できたのは、まんば君が私をしっかり休ませてくれたから。二人を連れて、ここへ戻って来れたのは、君が待っていてくれたからだよ
いつもありがとう」
Aの微笑みにつられ、山姥切の顔に明るさが戻った。
そこに、青江が近づく。
「Aちゃん...本当にありがとう。無事でよかった...」
「青江、約束通り彼らを連れ戻したよ。さっそく顕現しようか」
Aは石切丸を青江に渡した。
「…ありがとう」
彼は綺麗に微笑み、その大太刀を抱きしめた。
「僕たちは夕餉の準備をして広間で待っているからね」
燭台切の一声で、男士たちは広間へと向かう。
「朝早く始めたつもりだったけどねぇ...蔵の中と時間の流れが違うみたいだね。」
「あぁ。すごく時間が経ってしまったから、少し諦めてしまっていたんだ。ごめんね。
でもAちゃんは僕との約束を守ってくれたよね...嬉しいよ」
2人の横顔が、夕日で真っ赤に染まった。
ラッキーカラー
あずきいろ
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詩苑(プロフ) - 面白いとかの感想の前にセリフカラーで読みにくい。 (6月25日 0時) (レス) @page7 id: c3d5b8047c (このIDを非表示/違反報告)
小枝(プロフ) - よっしーさん» ご愛読ありがとうございます!何度も読み返す程気に入ってくださったのですね…嬉しい限りです!不定期更新ではありますがよろしくお願いします! (2023年1月27日 5時) (レス) id: bef153b913 (このIDを非表示/違反報告)
よっしー(プロフ) - はじめまして!とても面白く何回も読んでしまいました!更新楽しみにしてます! (2023年1月22日 23時) (レス) id: c700d17df9 (このIDを非表示/違反報告)
小枝(プロフ) - アリス・キーリングさん» ご愛読ありがとうございます!カラーについては以前より苦心しておりました。カラーにも黒字にも長所がございますので、読者の皆様が読みやすい作品となりますよう、精進してまいります。 (2022年11月24日 2時) (レス) id: bef153b913 (このIDを非表示/違反報告)
アリス・キーリング(プロフ) - レス失礼致します。とても面白くすぐに読み切ってしまいました。一点カラーでのセリフを辞めていただけると助かります。ピンクや薄い青、薄紫など白い背景のためどうしても見にくくなっています。できればで良いのですが黒字で書いていただけませんでしょうか? (2022年11月16日 22時) (レス) @page33 id: 8740f5ba7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小枝 | 作成日時:2022年7月18日 17時