ネタめも。

〃 ページ18

……


○月▽日



こんにちは、中島敦です。

探偵社の七不思議の謎を解明すべく、今日からこの日記に記録を綴ろうと思います。



もし仮に、全ての謎を解明した暁には__
……やっぱり云いません。←


それはまあ、置いといて。


今日は武装探偵社七不思議の一つを調査することに。



【武装探偵社七不思議】
其ノ壱:謎の事務員さん


なんでしょう。いかにも胡散臭そうな雰囲気を漂わせるような……





太宰さん曰く


《彼女は、この探偵社の事務員なんだけどね。

噂によれば、誰ひとりとして残業しているところを見たことがないほど優秀で、定時になると即直帰するらしい。

私も、一度はお目にかかりたいと思ってるのだけど、2年経った今でも、依然としてその姿を見たことがないのだよ》


なるほど、確かにそれは謎だ。あの太宰さんでさえ、会えていないなんて……

一体、どんな名前なんだろう…



太宰《……え、名前?“山田さん”》

敦《………》←


思ってたより、平凡な苗字でした。



とりあえず、明日は仕事の合間を縫ってその事務員さんを探してみようと思います……



____


○月▽日


こんにちは、中島敦です。

昨日予告した通り、今日は事務員の山田さんを探しました。

本日は幸いなことに、さほど大きな事件はなく、仕事は書類整理と報告書だけですみました。


太宰さんは相変わらず入水しましたけど。それが原因で国木田さんは頗(すこぶ)る機嫌が悪かったですけど。


まぁ、いつものことですよね!!((現実逃避))
…さぁ!!関係のないこと()は置いといて

今日の結果を綴らないと、日記としての意味が有りませんね!


書類整理及び報告書を終わらせた僕は、早速探偵社の事務員さん達が仕事をしている事務室に向かうことにしたのですが…

その向かう途中に、一人の事務員さんとすれ違いました。

その事務員さん…あっ、女性です。

その女性…彼女は、すれ違った時、チラッと横顔が見えただけなので、顔を確認することはできませんでしたが……問題はそこじゃないんです。

ちょうど彼女とすれ違った時、あることに気が付いたんです。彼女…ブツブツと呟いてたんですよね。しかも、何やら執拗に。


___


《続きます》

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