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「良かったな許してもらえて」
「本当に。もうあんなことしねえって誓うよ」
結局のところ許しは貰た。
さっさと学校に戻らんか。そう言って追い出すように見送った松方さんの表情はもう一切怒っていなく殺せんせーと同じ教育者の目をしていた。
「おーじさま！！」
「おい麦谷ィお姫様がお呼びだぞ〜」
「僕岡島君嫌いになりそう」
またまた〜と冗談としか受け取っていない岡島君に一発入れたい。
僕を呼んだのはあの小娘だった。彼女と視線を合わせるようにして座るとゆっくりと近づいてきた。
「あのね！ありがとう！」
「何が？明確に言って」
((((ガキに容赦ねええ))))
「おーじさまが言ったようにしたらお母さん怒らなかったの！」
今まで何しても殴ったり蹴ったりしたのにおーじさま凄い！まだそう舌足らずに言う少女は笑顔で空中にパンチしたりキックしたりしていた。
「いい子にならなきゃお母さんは怒るさ。手伝いや勉強も運動もなんでも一番になりな」
「うん！」
「一番になるまでは大変だろうけど一番に為れたらきっとお母さんは自慢の娘って言ってくれるようになるよ。それでもダメだったら、中学卒業したら独り暮らし始めればいい」
「一人暮らし？」
「たまには逃げることだって大切。でも逃げるためにはいろんなスキルを身につけなきゃならない」
小さい女の子には理解できないような話だろうが彼女は僕の話を真正面から聞いていた。
後ろに居るクラスメイトの奴らも穏やかな顔で僕ら二人を見つめてくれていて少しばかり恥ずかしくなる。
「だからそのためにちゃんと学校通って友人作って色々学べ」
最後に彼女の頭を一撫でした。
二週間の課外授業も終わり、明日からは普通の授業に戻る。
そして明日は中間テストだ。
僕もそろそろあの人との決着をつけなきゃいけない。
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篠鷺(プロフ) - ヒビキさん» 読んでいただき感謝です！亜麻色ですか！先ほど調べてきたんですが確かにそんな色合いで....というよりもモロに理想でした！教えて頂き感謝します。亜麻色亜麻色...良い色でした (2018年3月20日 20時) (
レス) id: 6dfb7746bb (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 遅まきながらこの作品を見つて読ませていただきましたが、めっちゃ面白いです！あと主人公の髪色が何色っていうんでしょうって言ってた件ですがあれ亜麻色(あまいろ)だと思います。厳密に言うともっと違う色なのかも知れませんが、私が見た感じでは多分亜麻色だと… (2018年3月20日 18時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠鷺 | 作成日時：2018年3月11日 11時
