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「よし皆 手分けしてあの人の代役を務めよう まずは作戦会議だ」
松方さんという重要な戦力を潰した事を自覚しだしたのか、二週間でやれることはすべてやろうということになった。
まずは子供の世話班と力仕事班に分かれて作業するらしい。
男の大半が力仕事班に振り分けられ僕ももちろんそっちについた。子供の世話なんてあり得ない
「茅野子供ウケいいな」
「ああ・・・空気の掴み方を分かっている 体型も近い」
「杉野君それ茅野さんに言ったら怒られるね」
「？そうか」
「杉野お前救えねえわ・・・」
菅谷君と目を合わせて頷いた。こいつはモテないと
全体的にこの施設は老朽化が進んでいる。このままでは数年もしないうちにあちこちで悲鳴を上げることになるだろうということで、力仕事班は主に施設の改造、補充を行う掛かりだ。
その作業に子供が入り込まないよう、子供たちの世話をしてくれる他のメンバーに任す
「おーじさま一緒に遊ぼうよ」
「悪いねお嬢さん。僕は今忙しんだ」
「麦谷王子様呼び定着しつつあるな」
ぼそっと呟く杉野君と頷く菅谷君が視界の隅に入った。ねーねーねーねーと袖口を引っ張るこの小娘。あはあは笑ってないで助けてくれてもいいのに
「あ！おーじさまこの腕の痣！」
「え、あ、ああ。これは階段からこけたんだ」
「へ〜」
そういって小娘は僕の後ろに回る。長い木材を持っているから振り返るのは危険だ。小娘に当たってはいけない。まさかこの小娘僕がこいつの安全を配慮して振り返らないと知った上で背後に回ったのだろうか
なかなかやる奴だ
「ばあ！！」
「おい！この小娘！！！」
「子供相手に小娘って・・・っておい！」
まさかまさかコイツは僕のシャツをまくり上げたのだ。えい！と可愛い声で
もう１０月とはいえ熱さが残る季節。ベルトを少し緩めていたのが悪かったのかシャツは簡単にまくり上げられた
「ほら！やっぱり痣一杯！」
「これはトラックに轢かれたんだ」
((シャレにならない痣だけどもう少し言い訳！！))
「ふ〜ん？見てよ私とおそろい」
そういう小娘は自分のワンピースの裾をめくり上げようとした
やめてくれ、僕はそういう趣味はないんだ
「幼子といえ、男の前でそういうはしたない行為は止そうね」
「うぅん」
「菅谷君これ持てる？」
「あ、ああ」
「ごめん僕はちょっとこいつと遊んでくるよ」
他のメンバーにも伝えといて。
そう言って僕はその子の手を引いて広場の方へ向かった
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篠鷺(プロフ) - ヒビキさん» 読んでいただき感謝です！亜麻色ですか！先ほど調べてきたんですが確かにそんな色合いで....というよりもモロに理想でした！教えて頂き感謝します。亜麻色亜麻色...良い色でした (2018年3月20日 20時) (
レス) id: 6dfb7746bb (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 遅まきながらこの作品を見つて読ませていただきましたが、めっちゃ面白いです！あと主人公の髪色が何色っていうんでしょうって言ってた件ですがあれ亜麻色(あまいろ)だと思います。厳密に言うともっと違う色なのかも知れませんが、私が見た感じでは多分亜麻色だと… (2018年3月20日 18時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠鷺 | 作成日時：2018年3月11日 11時
