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「・・・」
「おーじさま！！」
「おーじさまだ！！」
「ぷぷぷA王子様だって」
「死ね赤羽」
「おーじさまは しね なんて言葉つかわないよ！」
「そうだよね〜〜ごめんね〜〜」
「マジウケる」
そういってカシャっとカメラで僕を撮る赤羽。できることならこのガキどもを放り投げ赤羽の処に行って赤羽も放り投げたい。
そもそもガキがどうして僕にくっ付いているのかというと昨日どうやらご老人を傷つけてしまったらしくそのご老人が運悪くこの施設の園長だったようだ。
人手が足りないこの施設では園長たった一人休むのも経営の危機。よって僕らが借り出せれたのだ。
「なんで私ら無関係の生徒まで連帯責任かねえ」
昨日僕と挟間さんは教室内で本の整理・・・主に僕が挟間さんに捕まってしまって強制的にさせられていたものだが・・・それをしていたために帰りが遅くなり、事故があったというあの現場にはいなかった。余談として挟間さんに僕が捕まった時竜馬と村松君は走って逃げた。吉田君は僕をしばし見つめた後、同じように走って帰っていった。
なんなのそれ期待させないでよって感じだ。
それに中間テストまで一切の勉強を禁止しこの施設に貢献しろとの伝言。
小さな子供が苦手な僕にとって二週間きつい日になりそうだ。
「私たちももっちりとビンタされたよ 全員平等に扱わないと不公平だからって」
原さんのその言葉に自分らが何をしでかしたのか重く伸し掛かったらしく申し訳なさそうに岡島君と木村君が言ってきた。
「いたっ」
「いてっ」
いきなり彼らを叩いた僕に 何するんだ！という岡島君と何が起きたのかわからなそうに頭を抱えている木村君。そんな二人に馬鹿にしたように僕は笑った。
「これで許す」
「「む、麦谷〜〜〜！！」」
「くっつくな！！ぶっ叩くぞ！！」
「おーじさまは ぶっ叩くなんて言葉使わないよ！」
「そ〜だよねえ！！ごめんねえ〜〜！！！！！！」
「おーじさまうるさい！！」
キラキラとした目をした僕にくっ付いてきた二人を引き離そうとしつい口が悪くなればさっきの子供が来てそういう。
その様子に周りに居たやつらは全員笑い出し憂鬱な気持ちは吹き飛んだらしい。
「よくやったA！お前はできる奴だ！」
「僕が憂鬱だよ」
「王子様だってよかったね」
「」
「息はしてA」
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篠鷺(プロフ) - ヒビキさん» 読んでいただき感謝です！亜麻色ですか！先ほど調べてきたんですが確かにそんな色合いで....というよりもモロに理想でした！教えて頂き感謝します。亜麻色亜麻色...良い色でした (2018年3月20日 20時) (
レス) id: 6dfb7746bb (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 遅まきながらこの作品を見つて読ませていただきましたが、めっちゃ面白いです！あと主人公の髪色が何色っていうんでしょうって言ってた件ですがあれ亜麻色(あまいろ)だと思います。厳密に言うともっと違う色なのかも知れませんが、私が見た感じでは多分亜麻色だと… (2018年3月20日 18時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠鷺 | 作成日時：2018年3月11日 11時
