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「はい！女子陣にはこっち！」
「わ〜い！ありがとう麦谷君！！」
スイーツ好きな茅野さんや原さんは心躍らせて喜んでいる。あまり表情には出さないがいつもよりキラキラと目を輝かせている速水さんや挟間さん。
そんな可愛らしい姿を見て僕は癒されていた。
「女子の方が豪華じゃねーか」
「贔屓かオッラァ」
「食えるだけでもありがたいと思ってよ」
くっそーーー！！ありがてえけどうぜええ！！そう嘆く岡島君はむしゃくしゃしているのか口の周りを汚して滅茶苦茶に食べていた。
ありがとう！といってから食べだす潮田君や磯貝君とは大違いである。
「また粋な計らいだね」
「金ならある。食べたまえ」
「最近Aそういうとこあるよね」
赤羽はそう言い、最後にそっちの方が話しやすいけど と小さな声で言った。ちゃんと聞こえている。
「にゅわ〜〜〜・・・・」
「いいよ、先生も食べれば？」
「いいんですか！麦谷君！この恩は！！この恩は！！」
そういいながら既に食べ始めている殺せんせー。ちょっとフライングかなあ・・・
まあ涙を流しながら食べているし、言える空気でもない。
僕は苦笑いをして前を向いた。
「麦谷君これどこのアイス？」
「ああ、それは此処抜けて右に行ったところの奴」
「へえ〜今度個人で行ってみよ〜っと」
「麦谷君もしかしてこういうお店いっぱい知ってるの？」
「う？う〜まあそこそこは」
「じゃあ今度教えて！」
「任せて」
「憎い。憎いぞ麦谷」
「物で女を釣るとは何事だ」
「お前の目指す紳士像とは程遠いぞ」
「今すぐその行為を改めるんだ」
「自分らも物につられているくせに何を言ってるんだよ・・・それに紳士目指してないし。そもそもそのアイス買ってきたの誰だと思ってるの？」
「「「「なんでもございません」」」」
最近はよく岡島君と前原君。木村君も突っかかってくる。木村君に至ってはコードネームケイドロしたあたりからちょこちょこ話すようになってこういう仲だ。菅谷君も時々話すようになってきた。彼はいくら腹が立つ言葉を言われようが顔がいいので許している。
「それナシじゃない？顔がいい人狡いじゃん」
「勝手に心読むんじゃないよ赤羽」
「だから下の名前で呼んでって」
「・・・・」
「無視はいけない」
体育祭が終わった。次は二週間後に控える二学期中間テストだ
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篠鷺(プロフ) - ヒビキさん» 読んでいただき感謝です！亜麻色ですか！先ほど調べてきたんですが確かにそんな色合いで....というよりもモロに理想でした！教えて頂き感謝します。亜麻色亜麻色...良い色でした (2018年3月20日 20時) (
レス) id: 6dfb7746bb (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 遅まきながらこの作品を見つて読ませていただきましたが、めっちゃ面白いです！あと主人公の髪色が何色っていうんでしょうって言ってた件ですがあれ亜麻色(あまいろ)だと思います。厳密に言うともっと違う色なのかも知れませんが、私が見た感じでは多分亜麻色だと… (2018年3月20日 18時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠鷺 | 作成日時：2018年3月11日 11時
