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地球を・・・変えるですか？
全く君は最初と逆の夢を持ちましたね！先生は朗らかな表情をしておれの頭をなで 無理はしないでくださいね と言う
「俺と同じような人間が居たら助けて、助けを請う人がいるなら隣で支えて、そんな人間に俺はなりたいんです」
「君は本当に成長しましたね。先生ちょっと感動してます」
そういってわざとらしくおいおいとハンカチを目に当てて泣く殺せんせーに苦笑いを零す
「でも父が居なくて不安は残るんです。今は中学生だからって副社長が社長として果たしてくれているけど大学卒業したらおれに社長譲るって言ってて。クソな父親だったけど会社を経営するにあたってのプロってことは認めざるを得ないし、おれが果たせるか不安なんです...」
「・・・不安な気持ちは分かります。君は父という壁を乗り越えてから失うまでが早すぎた。でもね麦谷君。その副社長は君が君の父親の息子だからって事で社長を譲ったわけではないと思いますよ」
触手をぺたんとおれの頭にのせた先生はもう片方の触手で指をさした
少しだけ目を細めたあのいやらしい笑みで。いつものトーンで
「君が今までしてきた努力を見てきたから、君が持つスキルを認めているから。君になら任せても大丈夫だ。そう思ったから君がまだ中学生なのにこの契約を結んだんです」
「・・・社員の方もそういってくれました」
「頑張りましたね麦谷君」
その言葉におれは泣きそうになった。今まで辛い思いをしてきて役に立つ何かを見つけられないまま母と同じ道を歩もうとした。けれどE組に落ちて変な先生に出会って俺の頑張りを認めてくれた。
おれが一番言ってほしかった言葉。
「やめて先生。泣いちゃう」
泣いちゃえばいいじゃないですか。ニュルフフフ。つよく頭を撫でた後、おれの目をまっすぐに見てニヤリと笑ったのだ。それにひどく安心した
「潮田君まだ悩んでるの？」
え！？あ、そうなんだ・・・おれの面談が終わり教室に戻ると出た時の体制のままでいた潮田君に声をかけた。彼は、驚いたような表情を一瞬だけしたが俺だとわかると安心しきったような表情を浮かべる。
「え、潮田君メイドさんに成りたい・・・の？」
「違うよ！？これは違うんだよ！」
こ、これは中村さんが！！と手をばたばたして否定する潮田君に申し訳なさを感じてとっさに謝る。彼は毒気を抜かれたようにへにゃと机に俯せて、迷ってるんだ・・・とこぼす
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篠鷺(プロフ) - ヒビキさん» 読んでいただき感謝です！亜麻色ですか！先ほど調べてきたんですが確かにそんな色合いで....というよりもモロに理想でした！教えて頂き感謝します。亜麻色亜麻色...良い色でした (2018年3月20日 20時) (
レス) id: 6dfb7746bb (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 遅まきながらこの作品を見つて読ませていただきましたが、めっちゃ面白いです！あと主人公の髪色が何色っていうんでしょうって言ってた件ですがあれ亜麻色(あまいろ)だと思います。厳密に言うともっと違う色なのかも知れませんが、私が見た感じでは多分亜麻色だと… (2018年3月20日 18時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠鷺 | 作成日時：2018年3月11日 11時
