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「ちょちょちょ無理だって！！この首輪固くて取れんって！！」
「麦谷ちょっともう少し静かに作業してくれないか！！？」
三村君もうるさいじゃん！そう言おうか迷ったがまた反論されることは分かり切っていたのでおとなしく従う。イトナ君がざっくり見たところこの首輪は簡易式な設計になっているので乱暴に取り外ししても爆発しない仕組みなんだそうだ。
そこでさっき落ちてきたばっかで拘束も何もされていない俺と殺せんせーが駆り出されたのだ。
殺せんせーはバキバキ首輪を壊して行っているけど俺はまだ５，６個しか壊せていない。
「A！早くしろ！力ねーな！！」
「竜馬のだけ外さないでおこう」
「なんでだよ！」
「おれ力ないから」
悪かったって！！と必死の表情をする竜馬の首輪を仕方なしに外す。こいつは俺のありがたみをわかるために一回爆破されるべきだ。でもここで働かないと俺が来た意味が本当になくなってしまうのでここはしっかりと働いておく。
この後は腕を拘束している手錠を壊さないといけないらしい。カメラに映らないようにこっそりと。
すべての手錠を外し終えれば次々と指示を出す三村君。今まであんまり関わってこなかったけど彼は結構なリーダーシップがある。こんな状況なのに三村君の表情は生き生きとして楽しそうだ。
そのあと壁と同化するために特殊なスプレーで色を同等にし岡島君が言う魚眼レンズの死角に並んだ。
そしてしばらく経つと外して真ん中に置いた爆発型の首輪が三つ四つほど爆発をした。
爆発をしたということはつまり他のモニタールームで個々の様子を確認したということだ。数分経っても戻ってこないあたり死神は烏間先生の方へ行ってしまったのだろう。
「全生徒と全先生 クラス皆でつかんだ勝利ですねえ」
さっきまでトマトジュースを飲んでいた殺せんせーはそういった。その言葉でやっと事態が収束したのだと判明したのだ。
そのあとの皆ときたらビッチ先生と烏間先生の予想外な進展に盛り上がりを隠せなかった。堅物真面目な烏間先生と純粋で子供らしいビッチ先生。俺たちにとってはどっちも大切で好きな先生だからこそどちらも幸せになってほしい。
彼ら二人仲良くなさそうに見えるけどなんだかんだでいいコンビだ。
烏間先生から一輪の赤いきれいなバラを貰ったビッチ先生はバラにも負けないくらいきれいに笑っていた。
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篠鷺(プロフ) - ヒビキさん» 読んでいただき感謝です！亜麻色ですか！先ほど調べてきたんですが確かにそんな色合いで....というよりもモロに理想でした！教えて頂き感謝します。亜麻色亜麻色...良い色でした (2018年3月20日 20時) (
レス) id: 6dfb7746bb (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 遅まきながらこの作品を見つて読ませていただきましたが、めっちゃ面白いです！あと主人公の髪色が何色っていうんでしょうって言ってた件ですがあれ亜麻色(あまいろ)だと思います。厳密に言うともっと違う色なのかも知れませんが、私が見た感じでは多分亜麻色だと… (2018年3月20日 18時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠鷺 | 作成日時：2018年3月11日 11時
