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花屋のお兄さんはとんでもないスピードで格子の向こうの部屋から出ていき、それを烏間先生は追って言った。
「確かにカラスマも人間離れしてるけど・・・「死神」はそれ以上」
このタコですら簡単に捕らえたのよ。そういうビッチ先生はあのお兄さんを倒すのは無理だと告げる。・・・？この先生いつ向こうに寝返ったんだ？
「え？ビッチ先生救いに来たんじゃないの？」
「そのはずだったんだがな、あのビッチさっさと男変えやがった」
隣に居た吉田君に聞けば辛そうな顔をしてそういうのだ。もっと話を詳しく聞けば、あのお兄さんはロヴロさんが言っていた伝説の暗殺者「死神」らしく、それはそれは苦戦しているようだった
俺らごと殺すって知っていたのかよ
仲間だと思っていたのに
そういう彼らの気持ちも分かる。でもここで一番つらいのはビッチ先生だと思った。
彼女の表情もそのことを伝えているのだが、彼女が授業しているときや放課後遊んでいるときの笑顔を嘘だと思いたくなかった。
カルマが言う。緩い学校生活で殺し屋の感覚を忘れかけて怖くなったんでしょう？それは図星だったのかビッチ先生は声を荒げ肩で息をしている
「考えたこともなかったのよ！！自分がこんなフツーの世界で過ごせるなんて！！弟や妹みたいな子と楽しくなったり恋愛のことで悩んだり」
そんなの違う 私の世界はそんな眩しい世界じゃない
そこで俺たちはやっと先生がどんなに重いものを背負っていたのか気づくことになる。
まだ２０歳だという彼女がここまで大人びて見える訳をこんな重苦しいまま知ってしまった。
そのまま先生は死神とやらに呼ばれたのかこちらを見ずに無言で去っていく。
監視カメラのモニターから見るにたぶん烏間先生を捕まえるための補助をしに行ったのだろう。
殺せんせーが気楽に解説を入れる。自分も殺されかけてるんだぞとは思うがきっと殺せんせーは死神に殺されるつもりは更々ないのだと思う。余裕の憎き表情だ
「弱いなら弱いなりの戦法がある いつもやっている暗殺の発想で戦うんです」
そしてその言葉にハッとしたのか三村君がキョロキョロと部屋中を見渡し口を開いた。
「全部がうまくいけばの話だけど できるかも」
死神に一泡吹かせる方法。
「麦谷！お前が来てくれて助かったよ！」
「？」
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篠鷺(プロフ) - ヒビキさん» 読んでいただき感謝です！亜麻色ですか！先ほど調べてきたんですが確かにそんな色合いで....というよりもモロに理想でした！教えて頂き感謝します。亜麻色亜麻色...良い色でした (2018年3月20日 20時) (
レス) id: 6dfb7746bb (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 遅まきながらこの作品を見つて読ませていただきましたが、めっちゃ面白いです！あと主人公の髪色が何色っていうんでしょうって言ってた件ですがあれ亜麻色(あまいろ)だと思います。厳密に言うともっと違う色なのかも知れませんが、私が見た感じでは多分亜麻色だと… (2018年3月20日 18時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠鷺 | 作成日時：2018年3月11日 11時
