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「ほら、A早く言って」
「なんでおれにすべて託されてんだよ。わかんないよそんな言われたって」
ビッチ先生の誕生日が過ぎてしまった今日、遅くなってしまったが烏間先生とビッチ先生をくっつけるという作戦に実行に移ったおれたちはプレゼントは何がいいか思考中である。
道端で。
「この中だったら君が一番モテるんだしさ」
「カルマも性格さえよかったらモテてたのにな」
「は？」
「可哀そう」
「その無駄にきれいな顔にもう一つ痣作ってやろうか？もっとかっこよくなるかもよ」
必死さが伝わる。
「ぷっ」
「まって！カルマ君！！いつもの冗談だって！本気にならないで！！」
「止めないでよ渚君！俺は一回此奴をぶん殴らないと気が済まない！」
「おい、此奴連れてきたの間違いだったんじゃねえか？」
「杉野君煩い」
そこでだ。ビッチ先生のプレゼントも何も用意していなかった烏間先生のためにおれ等が買い出しに出なくては行けなくなったのだ。ビッチ先生のように様々な高貴なプレゼントをもらっただろう女性のために何がいいのか。答えは分からない。
一応女性陣も連れてきているのだが彼女らも彼女らで難しい問題のようだ
「総額五千円か・・・」
「五千円って微妙なラインだよね」
「やっぱりそうだ！君たち！」
そこで突然声をかけてきたのは優しそうなお兄さんだった。眉毛が少し太くて色素の薄い髪をした好青年。花をいっぱいに積んだワゴンが後ろにあるからきっと花屋さんなのだろう。
・・・・花・・・かあ・・・
お兄さんとの話を聞く限り園の松方さんが倒れているところに偶然居合わせ救急車まで呼んでくださった親切なお兄さんだったようだ。
大丈夫だったことを告げると、自分のことでもないのに安心しきった顔で良かったね。と笑っていた。そして、おれたちの話を聞いていたのか花はどう？と聞いて神崎さんに差し出している。
「・・・なるほど花束かあ」
そうしみじみとつぶやく茅野さんも随分女の子だ。頬を赤らめて嬉しそうにしている。神崎さんも神崎さんで胸に抱えて綺麗に笑っていた。そして杉野君。君は見すぎだ
「心じゃないんだ 色や形が 香りがそして儚さが 人間の本能にぴったりはまるからさ」
電卓をもってそういった花屋のお兄さんはカルマに突っ込まれて頭をかいていた。
どこの角度から見ても優しそうな青年だ。
これも花の縁と良い通常よりも安くボリュームも持ってくれた花束は大層綺麗だ
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篠鷺(プロフ) - ヒビキさん» 読んでいただき感謝です！亜麻色ですか！先ほど調べてきたんですが確かにそんな色合いで....というよりもモロに理想でした！教えて頂き感謝します。亜麻色亜麻色...良い色でした (2018年3月20日 20時) (
レス) id: 6dfb7746bb (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 遅まきながらこの作品を見つて読ませていただきましたが、めっちゃ面白いです！あと主人公の髪色が何色っていうんでしょうって言ってた件ですがあれ亜麻色(あまいろ)だと思います。厳密に言うともっと違う色なのかも知れませんが、私が見た感じでは多分亜麻色だと… (2018年3月20日 18時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠鷺 | 作成日時：2018年3月11日 11時
