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「僕はねE組に居る期限があったんだ」
「ああ、前に浅野と電話してた時に言ってたやつか」
「僕は白紙回答をして反省の意を込めて此処に送られてきた身だからね。反省したと向こう側が判断した場合A組に行かなきゃいけない」
「それって！！」
「でも僕は一学期期末で白紙回答もう一回しちゃったしね。まだ反省しきれてないって判断されちゃった」
笑うと 今度は皆呆れたような笑顔になる。
でもやっと謎が解けたのかそれはさっぱりしたような表情にも見えた。
「あと一回白紙回答をしてしまえば僕はA組復帰を完全に見放されてしまうんだって。で、こっちが二学期中間テストの結果さ」
そこに並ぶのは罫線だけ書かれた以外は真っ白の紙。そして上に掛かれた真っ赤な０の数字。
殺せんせーを見ると少し困ったように笑っていた。そして反対に喜ぶ彼ら。僕がそんなにA組に行くのが嫌だったのかこうも喜んでいる姿を見るととても嬉しくなった。
「せんせー僕はE組抜けないよ。白紙回答もこれで最後。これからは本気で取り組むし先生だって本気で殺しに行く」
地球が爆破されるのは困るからね
先生は僕の答えに まあ麦谷君がやる気を出したなら良しとしましょう！！ といっていつものように不自然に笑った。
まだ母のことや、突っ掛かるトラウマはある。父だって死んでくれって程嫌いだ。けれどやりたいことができた今なら乗り越えることができる。
父への殺意が僕を成長させる意欲になったのはかなり不快だがこのクラスと目指していける未来が明るければそれでいいと思えたのだ
「竜馬ありがとうね。今まで一緒に居てくれて」
「俺が好きで居たことだ。嫌なことがあったら吐き出せよ」
「うん」
「ゲームが下手で料理も下手、子供の相手は下手くそだし何でも抱え込んで自爆すんし本校舎での性格は猫かぶりだし」
「ちょっといきなり悪口は良くなくない？」
「Aの欠点なんかもうE組全員知ってんだよ。だからもう何も気負う必要はない。お前はお前のままで居ろ。できないところは俺らでカバーすンからよ」
そういった竜馬に柄にもなく涙が零れそうになった。後ろには村松君と吉田君、イトナ君と挟間さん。今までずっと一緒に居た彼らに感謝を告げるのは少し恥ずかしかった。
「竜馬できないことが多いのに何をカバーすんの」
「てめっ今いい雰囲気だったろうが！！」
竜馬のその突っ込みにまた一段と雰囲気が明るくなり、殺せんせーはそうです！自然体が一番！長い触手で丸を作った。
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篠鷺(プロフ) - ヒビキさん» 読んでいただき感謝です！亜麻色ですか！先ほど調べてきたんですが確かにそんな色合いで....というよりもモロに理想でした！教えて頂き感謝します。亜麻色亜麻色...良い色でした (2018年3月20日 20時) (
レス) id: 6dfb7746bb (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 遅まきながらこの作品を見つて読ませていただきましたが、めっちゃ面白いです！あと主人公の髪色が何色っていうんでしょうって言ってた件ですがあれ亜麻色(あまいろ)だと思います。厳密に言うともっと違う色なのかも知れませんが、私が見た感じでは多分亜麻色だと… (2018年3月20日 18時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠鷺 | 作成日時：2018年3月11日 11時
