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「ほうほう
前原君駅前で相合い傘...と」
突如聞こえてきたそんな声。知る限りだと一人しかいないな。
そう相変わらず生徒のゴシップには目がない殺せんせーである。それも先生の務めだと言うが思いっきり開き直っちゃだめだよね。務めかな?

「第1章は杉野君の神崎さんへの届かぬ思い」
「...ぬー...出版前に何としても殺さねば」
「じゃあ前原君の章は長くなるね モテるから」
潮田君曰く結構しょっちゅう一緒いる女変わってるしだとのこと

「は?中学生は勉強しろ」
「...見事な僻みだね麦谷君...」
茅野さんからそう突っ込まれる。
ごめんごめん

「あ、先生僕の章は磯貝君との友愛でよろしく」
「わかりました麦谷君!」


「麦谷君って磯貝君好きだよね...」
「お、おう」
「だって磯貝君優しいんだもの」
「それは否定できないけど・・・」


そしてじめじめの季節にはじめじめとしたハプニング。
いわゆる恋の修羅場。
「あれェ?果穂じゃんなにしてんだよ」

その言葉に土屋さんが気づき前原君を突く。
女子の力だからか前原君はそんなにダメージも少ないらしく土屋さんの行動を不思議そうに見ていた。
焦る土屋さんは瀬尾君に言い訳する。
見るからにドラマでよくある二股というやつなのだろう
罪悪感に駆られた顔も一瞬だけ。前原君の方を向き、前原君が悪のように話を進める。

「あぁ、あれはダメだ」
「え?麦谷君⁉︎」

いてもたってもいられなくなった僕は前原君のところへと歩み出した。
後ろから焦る潮田君の声も聞かぬまま。

「...おまえなぁ自分の事棚に上げて...」
その瞬間瀬尾君によって蹴られた前原君は水溜りにダイブする。
おいおい本当に中学三年生かよ
そしてまた瀬尾君が足を振り上げるのが見え僕は慌てて声を出した

「瀬尾君。久しぶり〜!」
「...え⁉︎麦谷!?なんで...」
「久々に会えてうれしいよ!」
振り上げられた足は前原君に向かうことがなく僕は胸をおろした。
前原君に視線を向けると 目を見開き口が開いていて少し笑う。

「お、俺もさ!けどなんで此処に麦谷が・・・」
「步いていると君を見かけてさ...で?瀬尾君達は何をしていたの?」
「麦谷君俺等は別に何もしてない」
「そう?」

僕と瀬尾君が話してる時に視界にまた前原君を蹴ろうとしている生徒を見つける。

「やめなさい」
焦ってすぐにやめさせようとしたが、
声を出したのは僕ではなく、車から見ていた理事長だった。

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設定タグ:暗殺教室 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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快楽さん - 面白い作品ですね!腐腐腐腐腐腐腐、あっ!お体にはお気をつけてください! (2018年3月30日 11時) (レス) id: f253c0cddf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:篠鷺 | 作成日時:2018年3月5日 20時

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