［男主］僕の時間 first ［暗殺教室］ (ページ22)

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結局英語の時間は自習となった。
イェラビッチお姉様、もといビッチ姉さんは潮田君の方をチラリと見てウィンク。そして舌舐めずり。ああああ、教育に悪い
1人でクスクスと笑う先生に皆が呆れを切らす。それでもやはりは受験生。痺れを切らしたかのように前原君が授業を申し出る。
そして下唇を噛んで終わるという謎の授業の光景とはコレだ。ただ皆嫌々ながらもやってるのでとても素直だなと思うのよね。

そんな授業とはうって変わり保険体育の授業となった。今日も射撃の訓練だ。
「...おいおいマジか 2人で倉庫にしけこんでくぜ」
三村君の言葉の先に目を向けると、殺せんせーとイェラビッチお姉様が2人で倉庫に向かうのが目に入った。

「...烏間先生私達......あの女の事好きになれません」

片岡さんが重々しく呟く。その言葉に数人が肯定するからかいつも涼しげな烏間先生も少し冷や汗を流してるのがわかる。そしてすまないなと一言。でも腕は一流らしい。
全く持って、一番の苦労人は烏間先生である

「殺せるかなぁ...」
「無理かな」
「麦谷はなんでそう思うんだ？」
誰かの呟きに返答すると磯貝君が問いてきた。かも不思議そうに。あの先生のことは好きになれないのは本当のようだが、腕は信じているらしい。
結構小さい声だったのにな、耳いいのかなと違うことを思いながらも。
磯貝君の目を見てにっと笑い視線をまた倉庫に向ける。

「簡単な事だよ。イェラビッチお姉様が連れてきたあの3人の男の銃は実弾が入っているからね。まぁそれに、先生を甘く見ているって事もあるかな」

そう言った直後背後で異常な銃撃音が聞こえてきた。

「ほらね」

僕はそう得意げに語った。

いやああああ！！

その声にクラス一同はざわめいた。ヌルヌル音と共に。
それに惹かれてかクラスほぼ全員で授業を蹴っ飛ばして倉庫に向かう。

混乱しているうちに出てきたイェラビッチお姉様はいつの間にか地面に伏せていた。
昭和のような体操服にブルマ。

「なんかレトロな服だね」

6時間目は小テスト。着替えを済ませ自席に戻ると前と同じようにテストの復習をし始めた。
後ろでイェラビッチお姉様が恨みのこもった目で先生を見ていることにはもちろん気づいていた