検索窓
今日:1 hit、昨日:12 hit、合計:94,256 hit

episode61 ページ18

♪〜そっと触れた指が かじかんで…
だからキミの肩を 抱き寄せたよ〜♪


あの日の事が思い出されて涙が止まらなくなってきた


ライブ中という事を忘れてしまうくらい
広臣は手を握ったまま優しく微笑み見つめながら歌ってくれた




♪〜初めて会ったときから キミのことがすきでした
他の人じゃない キミだけが 好きで〜♪


あの時のフレーズ


一年越しにライブで聴けるなんて夢にも思ってみなかった


しかも今日は私のリクエストで私に向けて歌ってくれてる


この上ないくらい幸せで


広臣の彼女になれて幸せだけど周りには隠さなきゃいけない恋愛


辛いと思っていたけど、それを感じさせないくらい広臣から愛をもらっている


みんなの気持ちを考えると申し訳ない気持ちになるけど
私がスキで一緒にいるのは1人の男の登坂広臣だから


なんか、いろんな思いも溢れてきて涙が止まらなくなって号泣してしまった


そんな私を見て広臣は少し困った顔をしていたけれど
優しく肩を抱いてくれて歌い切った


バンドメンバーの心遣いか後奏が、いつもより長くなっていた


広臣「泣きすぎだから(笑)
このまま、ここで俺らの事。公表する?」


A「広臣・・・
今はムリ・・・
心の準備も何もないから・・・」


広臣「俺も(笑)
でも、いつかはな?」


私達が、こんな話をしてるとは誰も思ってないだろうね


ファンの子が広臣に、こんな風にしてもらって感動して号泣してるって思われてるんだろうなぁ


大きな拍手が聴こえてきた


広臣は、お礼を言っていた


私はステージを降り席に戻った


未来は広臣の事を知ってるし感動したって号泣してたよ


あの雰囲気は、ちょっと危なかったって言われたけど・・・
大丈夫だよね?


その後もライブは続き広臣は全力でやり切った


本当に最高のライブだった
今日は2度目の参戦だけど、ほんっと感動続きの時間だった


終演後に会場を出ようとしたら隣の席の人に声を掛けられた

episode62→←episode60



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (113 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
644人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しぃたん | 作成日時:2018年6月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。