BELOVED

episode18 ページ18

怒られちゃった・・・・


心配掛けたくないから自分で抱え込んで、こうなった


でも今日りゅうちゃんに気付いてもらえて、よかったのかも


こんなのが続いてたら、きっと、もっと悪化していくかも・・・・


隆二「今日は帰らないから。心配だから傍にいる」


A「ありがとう。ご飯まだでしょ？落ち着いたし簡単な物だけど作るよ」


隆二「ダメ。Aちゃんは、大人しくしてなさい。キッチン借りるよ。Aちゃん食べた？」


A「どうぞ・・・私お腹減ってないしいらない」


手際良く、なんか作ってる


あー。いい匂い。親子丼とかかな？


１人分にしては多い感じするけど・・・


りゅうちゃんだから食べれるか(笑)


隆二「出来たー。Aちゃんも少しでもいいから食べな」


そう言われて行くと２人分の親子丼


A「美味しそう」


隆二「俺が作ったんだし(笑)」


２人で、りゅうちゃんお手製の親子丼を頂きました


しんどい時に、こうやって助けてもらうのも久々で嬉しい


隆二「片付けとくからお風呂入ってきな。俺ジム終わってシャワー浴びたから大丈夫だし」


A「お言葉に甘えて(笑)お願いします」


お風呂入りながら、りゅうちゃんへ申し訳ない気持ちでいっぱいになり泣けてきた


涙が止まらなくて出るに出られない


あまりにも長風呂だったし、りゅうちゃんは心配して声掛けてきた


隆二「Aちゃん？」


A「はい。」


隆二「まだ出ないの？大丈夫？」


A「もう出るよ。あっちで待ってて」


隆二「分かった」


出て髪乾かしたりしてリビングに行くとスマホを弄ってる、りゅうちゃん


A「ごめんね。長風呂しちゃった」


隆二「待ちくたびれちゃったよ(笑)」


って言いながら振り向いた


隆二「あれ？目赤くない？」


A「気のせいじゃない？」


泣いたのバレちゃう・・・


隆二「溜め込まず言いなよ」


こんな時に優しい言葉、言われたらムリ


どんどん涙が溢れてくる


隆二「Aちゃんの事。心配だし支えていきたいって思ってるから。

臣みたいには出来ないかもしれないけど、
俺なりに支えていくから。

もっと甘えていいよ。頼ってよ」


A「ありがとう・・・」


そういって、りゅうちゃんは抱きしめてくれた


泣き止むまで、ずっと・・・

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