BELOVED

episode12 ページ12

広臣との話し合いは取り乱したり発作も起きずに出来た


昨夜、りゅうちゃんの前で泣きはらしたおかげなのかな


話の内容も分かってたから、なんとか大丈夫だった


これからは広臣は友達としてか・・・


正直まだ好きな気持ちはあるけど日に日に薄れていくんだよね


それに、りゅうちゃんに相談しだしてから少しずつ、りゅうちゃんに気持ちが動き出してる感じするし


広臣も応援してくれる


なんだか変な感じするけど


イロイロ考えていたら


広臣「俺そろそろ帰るわ。あとこれ返す」


そう言われ広臣を見ると合鍵を返却された


A「分かった・・・
今まで、ありがとう。」


広臣「俺こそ。本当に、ごめん。ありがとな。」


鍵を渡されたら、さっきまで出てこなかった涙が溢れてきた


広臣「泣くなよ。」


そう言って頭を撫でてくれた


A「ごめんね。大丈夫だから」


すぐに泣き止むと


広臣「じゃー。またな」


そう言って帰っていった


広臣との話し合いは終わり鍵も返された


これで本当に広臣とはお別れなんだよね・・・


やっぱり別れ話って辛い


でも他の人を見てる広臣と一緒にいる方が、もっと辛いもん


お互いの為に、これで、よかったんだよ


広臣。本当ありがとう


広臣のいなくなった部屋に、また１人


りゅうちゃんに報告しなきゃだよね


A広臣と話せたよ。


送ったら、すぐ既読になった


隆二大丈夫?電話していい?


心配してくれてたんだね・・・


私から電話掛けたら、ワンコールもせず、りゅうちゃんが出た


隆二「ちゃんと話せたの？大丈夫？」


A「頑張ったよ。発作も起きなかったし大丈夫だよ」


隆二「よかった。ずっと心配だった」


A「りゅうちゃんのお陰だよ。本当ありがとう。」


隆二「俺なにもしてないし」


A「そんな事ないよ。
あっ。広臣に、りゅうちゃんに相談した事言っちゃった。」


隆二「そうなの？」


A「りゅうちゃんが家に来た事、気付いてた。隆二臭してたみたい(笑)」


隆二「マジで？怒ってなかった？」


A「大丈夫だよ(笑)なんかねーりゅうちゃんをオススメされたよ」


隆二「なんだそれ(笑)
思ったより、Aちゃんが元気でよかったよ」


別れたばっかでも泣かずにいられる。


りゅうちゃんのお陰なんだよね。


本当ありがとう

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