BELOVED

episode14 ページ14

本当りゅうちゃん優しすぎる


俺と・・・
その続きは、なんとなく想像出来るけど、まだ広臣への気持ちがあるし


でも、りゅうちゃんへの気持ちも変わってきてる


始めは相談のってもらってだったけど話していくうちに惹かれる部分もある


悩み相談から始まるって事も、よくある話だよね


広臣との事も解決？したし、りゅうちゃんの事を考えてみようかな


でも、もしかしたら病気の私への同情とかだったりして・・・


今度、優希に相談してみよう


りゅうちゃんがパンケーキを完食しカフェを出た


隆二「Aちゃん。体しんどくない？」


A「大丈夫だよ。」


隆二「ちょっと行きたいとこあるから付き合って」


そう言われ、りゅうちゃんの運転する車で走り出した


A「どこ行くの？」


隆二「着いてからのお楽しみ(笑)」


目的地を知らされず連れていかれるって、なんかドキドキする


りゅうちゃんの事だから変な所には連れて行かないとは思うけど・・・


りゅうちゃんの運転の揺れ。車内には心地良い洋楽が流れてて睡魔が襲ってきた


隆二「着いたら起こすから寝てていいよ」


返事をする前に寝落ちしてたらしい(笑)


着いたって起こされて外を見ると大好きな海に来ていた


A「海だー」


隆二「最近あんまり出歩いてないでしょ？海で大声で叫ぶとスッキリするじゃん」


A「だね。昔なんかあると海に来て叫んでた(笑)」


隆二「よし！行こっ」


２人で車を降りて歩き出した


隆二「アーーーーーーーーーーッ」


突然りゅうちゃんが叫んだ


隆二「ほらっ。Aちゃんも(笑)」


A「アーーーーーーッ」


隆二A「真似っ子(笑)」


２人して「アーーッ」って叫んで笑って、なんか、すっごい楽しい


大声出すと気分もスッキリするなー


広臣の事あったのに今は落ち込むどころかスッキリしてる


りゅうちゃんのお陰だね


ありがとう


隆二「Aちゃんが元気になれる事あれば付き合うから。
なんかあったら、いつでも呼んでね」


A「ありがとう」


隆二「今日は連れ回しちゃったし、そろそろ帰ろっか。
ムリすると、しんどくなるよ」


りゅうちゃんは家まで送ってくれた。

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