# day6 ページ7
平蔵「Aさん。単刀直入に聞くけど」
平蔵「君は……誰なのか教えてくれるかな」
空き教室に着いて、平蔵さんにふいをつかれる質問をされる。
……というか
「私殺されるんじゃないんですか?」
平蔵「はぁ…?何言ってるの。いくら君が嫌いでもそんなことしないよ」
今!!今嫌いって言われた!!!悲しい!!!!泣
平蔵「それで、質問に答えてくれるかな。君は一体誰?」
「…私は私ですよ、Aです」
平蔵「うん、そうだと思うけど僕が聞きたいのはそこじゃない」
わかってますそんなことぐらいということを今すぐ叫びたい
でもごまかすしかなくないですか?
何が私の死に繋がるかわからないんですよ??
「…その、私は私ですけど『私』じゃないです」
上手い言い方がわからなくてそう口にする。
抽象的だけど間違ったことは言ってないはず…?だよね
平蔵「…そっか、わかった」
平蔵「今の君の言葉で僕にある仮説が思い浮かんだから、あえて詮索はしないでおいてあげるよ。その代わりもう一つ質問に答えて欲しい」
「…!ありがとうございます!!答えられることなら答えます!」
元気よく告げる私の様子を見て平蔵さんは少し顔をしかめる。
平蔵「君は万葉との一件を覚えてる?」
「万葉さんとの?」
私が万葉さんに何かしたことについての話ってことかな?
「……わからない、です」
だって気づいた時には相手に避けられてたし、そこに事情があったというのなら私の方が知りたい
というかそんなこと聞かれるってことは
まさか万葉さんの話と平蔵さんの私への好感度がばか低いのは関係があるのでは…?
「あの、平蔵さん。私の質問にも答えてもらえませんか」
平蔵「いいよ。後、君に『平蔵さん』なんて呼ばれるのは気味が悪いからやめてくれるかな、敬語も外してほしい」
「え…じゃあ、平蔵様?」
平蔵「悪化してるね。平蔵でいいよ」
「へ、平蔵…」
平蔵「うん。それで、君は何が聞きたいの?大体予想はつくけど」
せっかく私の事情は深掘りしないでおいてくれているのなら質問してみてもいいのかもしれない。
「…『私』があなた達に何をしたのか聞かせてほしい」
平蔵「君、演技じゃなく本気で聞いてるんだよね?わざとだとしたら僕は心底軽蔑するよ?」
「私これでも大真面目なんだけど!?」
私のことを疑うなんて!!平蔵くん酷い!()
平蔵「わかった、信じるよ」
平蔵は少し目を伏せて、私に話し出してくれた…
429人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
み(プロフ) - ずはさん» 確かにあんな大胆な発言された後に双子とお勉強会ってちょっと浮気してる感あるかも…?笑 (5月9日 7時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
ずは - 空蛍に勉強おしえてもらえるのすごい羨ましいしすごい良いけど、放浪者にあんなこといわれたら断ってしまいそうな自分がいる… (5月6日 1時) (レス) @page45 id: 93d9269e65 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - あさん» 楽しい時間をお届けできているようで幸いです、更新も頑張ります!thanks!! (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ずはさん» ヒャ…こういうの結構私の主観に基づいて書いてるのでそう思っていただけてとても嬉しい…ありがとうございます…🫶 (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
あ - まじで面白い!次の投稿待ってます! (5月4日 16時) (レス) @page44 id: c592e3767f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:み | 作成日時:2024年2月22日 0時