# day35 ページ41
翌日の放課後
さすがに昨日図書室であったことは色々急だったから
放浪者に事情を聞きたかったんだけど
今日一日話しかけようとしてもなんだか避けられているみたいで、結局話せなかった。
「図書室…行くかぁ、」
仕方ないけど、自習したいし図書室に向かうことにする。
他の私の話しかけられる人はというと
平蔵と万葉は2人で話をする?ってどこかに行っちゃって
空と蛍はまたどこかの手伝いに呼ばれて行ってるらしい。最近結構忙しくしてるっぽい
う、またぼっちだな…
…いやいや、勉強!勉強しないと試験まずいんだって!
頬を軽く叩き、荷物をまとめて私は教室を後にした。
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しばらくして
段々見慣れてきた扉をそっと開けて中に入る
図書室はやっぱり静かで昨日と同じ、自習してる生徒が多かった
「昨日の席空いてるかな」
そんなことを呟き、奥の方へ進もうとすると。
?「Aじゃないか、君も自習しに来たのかい?」
声をかけられる。
後ろを振り向くと
「!行秋さん!君も、ってことは行秋さんも?」
行秋「いや、僕は重雲と…あと香菱っていう幼馴染もいるんだけど、2人の勉強の手伝いをしてたんだ」
あぁ、そういえば行秋さんは幼馴染が2人いて、重雲さんともう1人女の子がいるって前に話してもらったっけ
行秋「もし君が良ければ、僕達と一緒に勉強するかい?」
「え、いいんですか?」
それは願ったり叶ったり!
「ありがとうございます、そういうことならお邪魔させてください!!」
行秋「うん、2人はあっちの席にいるから先に行っててくれ」
「わかりました!」
そう言って私は言われた方に行くことにした。
行秋「……」
Aが去り、行秋が後ろを振り返る
そして、声のトーンを落として話しかけた
行秋「…隠れてないで出てきたらどうかな」
?「…はぁ、」
放浪者「勘がいいじゃないか。彼女より頭がきれるらしい」
行秋「それはどうも。…それで」
行秋「Aの後をどうして尾けていたのか、きかせてもらえるかい」
放浪者「…君に話すことなんてない」
─2人の冷たい視線がぶつかった
───────────
同刻
平蔵と万葉
平蔵「それで?話って何」
万葉「白けなくても良い。賭けの話、忘れてないであろうな」
平蔵「……」
万葉「拙者は本気で挑ませてもらう」
平蔵「わかってる、」
この2人の間にも
冷たい空気が流れていた。
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み(プロフ) - ずはさん» 確かにあんな大胆な発言された後に双子とお勉強会ってちょっと浮気してる感あるかも…?笑 (5月9日 7時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
ずは - 空蛍に勉強おしえてもらえるのすごい羨ましいしすごい良いけど、放浪者にあんなこといわれたら断ってしまいそうな自分がいる… (5月6日 1時) (レス) @page45 id: 93d9269e65 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - あさん» 楽しい時間をお届けできているようで幸いです、更新も頑張ります!thanks!! (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ずはさん» ヒャ…こういうの結構私の主観に基づいて書いてるのでそう思っていただけてとても嬉しい…ありがとうございます…🫶 (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
あ - まじで面白い!次の投稿待ってます! (5月4日 16時) (レス) @page44 id: c592e3767f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み | 作成日時:2024年2月22日 0時