検索窓
今日:84 hit、昨日:173 hit、合計:58,834 hit

# day34 ページ40

数十分後。



「面白いくらい理解した」

放浪者「なんでこんな問題も解けなかったのか不思議で仕方ない」



さっき好感度見ても74から変わってなかったから少し怖かったんだけど

放浪者さんに教えてもらった瞬間頭にあった疑問全部吹っ飛んでったよ魔法かな



「本当にありがとうございます!!今なら何でも解ける気がする…!」

放浪者「僕が教えたんだし、当然だよ」

放浪者「…それにしても、君はいつから僕に敬語なんか使うようになったんだい」

「え?」


いつって
ほぼ初対面の人に敬語を使うのは普通で…あ、


そうか私達同じクラスだったし初対面ってわけでもないのか
しかも好感度があんなに上がってたってことは前に私と何かあった…?


でも前の私って嫌味女王のはずだったよね、一体どこに好かれる要素が…

と、とりあえずここは一旦ごまかそう


「その、敬語はつい口から出ただけだから…気にしないで」

放浪者「…ふーん、そう」


う…うまくいった…?

というかこれ、もしかしてチャンスなんじゃない?


「それより!よければまた勉強教えてくれない?」

放浪者「…はぁ?それ僕じゃなきゃダメなの?」

「ほ、放浪者?がいいなぁって思って…」


う、敬語外すの難しい…泣
でも今のは本心!本心だから!!!


「だめ、かな?」

放浪者「…君がそこまでいうなら、しばらく一緒にいてやってもいい」

「本当に…!?」


やった!!

これで私テスト勝ったんじゃない!??


思わず嬉しくなって放浪者、の手を両手で包み込んでぶんぶん振る。


放浪者「は、ちょ」

「ありがとう、ほんっとうにありがとう!!」

放浪者「君はまたそんな…はぁ、」


なんか呆れられてる気がするけど、結果オーライってことで!

そう思っていると


空「A、もう帰ったのかな」


空の声が聞こえた
それを聞いて、すぐ放浪者が顔を顰める。

…すぐ近くまで来てるみたい


空「奥の方は…あ、!」

蛍「A、見つけた!勉強の進捗はどう?」

「2人とも…えっと、それは」


何だか気まずくて、隣の放浪者をどう説明しようと横を向いたけど


「…?いない」


すると、私の手に紙が握らせられていることに気づく。

その内容を見て、私は目を見開いた


『A、さっきの話は無しだ』


「え、」

空「A、どうしたの?その紙は…?」

「…!いや、何でもないよ」


咄嗟に紙を後ろに隠す。

見られちゃいけない気がする


紙を握った手が、汗ばむのを感じた。

# day35→←# day33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (168 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
427人がお気に入り
設定タグ:原神 , 学パロ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ずはさん» 確かにあんな大胆な発言された後に双子とお勉強会ってちょっと浮気してる感あるかも…?笑 (5月9日 7時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
ずは - 空蛍に勉強おしえてもらえるのすごい羨ましいしすごい良いけど、放浪者にあんなこといわれたら断ってしまいそうな自分がいる… (5月6日 1時) (レス) @page45 id: 93d9269e65 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あさん» 楽しい時間をお届けできているようで幸いです、更新も頑張ります!thanks!! (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ずはさん» ヒャ…こういうの結構私の主観に基づいて書いてるのでそう思っていただけてとても嬉しい…ありがとうございます…🫶 (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
- まじで面白い!次の投稿待ってます! (5月4日 16時) (レス) @page44 id: c592e3767f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2024年2月22日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。