# day21 ページ25
ウェンティ「A、待って!」
「?どうしたの」
本を買う、と高らかに宣言した後
私は図書室を出て図書館に向かおうとしていた。
ウェンティ「どこか行くんだよね?なら、ボクも最後まで付き合うよ」
「…!ありがとう!とりあえず近くの図書館に向かおうと思うんだけど」
重雲「2人とも、本を探しに行くのか?ならぼくも連れて行ってくれないか」
2人で歩き始めようとしたら、重雲さんが図書室から出てきて声をかけてくる。
「重雲さんも来るんですか?」
重雲「…少し気になってしまって、」
「よし、じゃあ一緒に行きましょ!」
ウェンティ「すぐ出発しようか。すぐ日が暮れちゃうからね」
その言葉に私達は頷いてその場を離れた。
───────────
「着いた…図書館!!」
ウェンティ「さて、どこから探そうか」
重雲「ジャンルの分類を見て本棚を探すか、もしくは司書の人に聞いたりするのがいいんじゃないか?」
「それなら私先に本棚見てくる!」
ウェンティ「じゃあボク達は司書の人を探してくるよ。後で合流しようか」
「はーい」
そう言って2人と別れる。
っていってもどうすればいいんだろう?
思えば私探してる物の見た目もわからないんだよね…
とりあえず、物語系の棚とかに行けばいいかな
そう思って小説が多そうな本棚の方に歩みを進める。
だけど、普段図書館なんて来ないからあまりの本の多さに目が回りそうになる。
この中から目当ての物を見つけるってかなり無謀なんじゃ…?
途方に暮れて何となく上の方を見上げてみる。
一冊の本が目に止まった。
周りの本とは少し違う古めの本
なんかこういう咄嗟に目についた物って運命感じない??
……よし。
「ふっ……ぅっ…!」
取ろうと手を伸ばす。だけど
「たっ、高くて取れない…!!」
?「この本?」
すると突然後ろから手が伸びて取りたかった本が棚から引き抜かれる。
後ろを振り返ると、年上らしいお兄さんが本を渡してくれていた。
「あ…ありがとうございます!!」
そして渡してもらった物を見て…驚いてしまう
「これって…!」
ウェンティ「A、いた!」
重雲「その本は…」
「ウェンティ、重雲さん!見つけたよ!!」
ウェンティと重雲さんが向かってくるのが見えて思わず喜ぶ。
私の手の中にあった物は
まさに私達が探していた本そのものだった。
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み(プロフ) - ずはさん» 確かにあんな大胆な発言された後に双子とお勉強会ってちょっと浮気してる感あるかも…?笑 (5月9日 7時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
ずは - 空蛍に勉強おしえてもらえるのすごい羨ましいしすごい良いけど、放浪者にあんなこといわれたら断ってしまいそうな自分がいる… (5月6日 1時) (レス) @page45 id: 93d9269e65 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - あさん» 楽しい時間をお届けできているようで幸いです、更新も頑張ります!thanks!! (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ずはさん» ヒャ…こういうの結構私の主観に基づいて書いてるのでそう思っていただけてとても嬉しい…ありがとうございます…🫶 (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
あ - まじで面白い!次の投稿待ってます! (5月4日 16時) (レス) @page44 id: c592e3767f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み | 作成日時:2024年2月22日 0時