# day9 ページ11
「本当にごめんなさい!!」
万葉「拙者はもう大丈夫でござるよ、だから顔を上げてはくれぬか…!」
「いえ、これじゃ私の気がすまないので是非一発蹴りでも入れてください!さぁ!!」
さっき落ちた私を受け止めてもらってから万葉さんと私は押し問答を繰り返している。
謝っても気にしてないの一点張りなんです!!辛い!
万葉「はぁ…わかった、それなら一つ頼みを聞いてくれるだろうか」
「!!何をすれば」
やっと何か言ってくれるかと思ったら万葉さんはこんなことを言い出す。
万葉「拙者の、…友人にはなってくれぬだろうか」
…ゆうじん?
ゆうじんってYUUZIN?友人?
なんだ、余計訳がわからなくなった…
万葉「正直前のお主は少し苦手だったのだが」
万葉「今なら仲良くなれると思えた…故、拙者の友になっていただきたいのでござる」
平蔵「…本当にいいの?万葉」
万葉さんが話しているといつのまにか平蔵が下に降りてきていた。
平蔵「僕達が話してたの聞いてたんだよね?…僕はこの女の中身が何であろうが、君にしたことは許し難いと思う」
万葉「だからこそ」
万葉「変わったAともう一度やり直して仲良くできたらと思うのでござるよ」
「でも、」
平蔵「…万葉がいいなら僕は止めないよ」
えっ、平蔵まで…
でも2人がそこまで行ってくれるなら
「本当にいいんですね?」
万葉「無論」
「じゃあ…よろしくお願いします、万葉さん」
万葉「あぁ。そういえば、拙者にも敬語は不要でござる。万葉と読んで欲しい」
「うん、わかった」
これで一件落着…?と言えるのかな
そんなことを思いながら万葉の頭の上を見ると。
「あ……!!」
楓原万葉:16
好感度が、上がってる!!というかプラスになってる!
ということは、平蔵は?
話してる感じあまり上がってる感覚はないけど…
そう思って平蔵の頭の上を見ると
「……!??」
鹿野院平蔵:−47
え、思ったより上がってる…!?
「…へ、平蔵〜!!!」
平蔵「ちょ、A!?急にやめてよ!?」
思わず嬉しくて彼に抱きついてしまう。
嫌そうには言われたけれど拒絶はされなかったあたり、きっと事態はいい方に向かってるはず…!
きっと、私は色んな人と仲良くなれる
神様のいたずらなんかには負けないんだから!
…当時の私にはそれがこれ以上に苦しくて険しい道だなんて、想像もつかなかった。
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み(プロフ) - ずはさん» 確かにあんな大胆な発言された後に双子とお勉強会ってちょっと浮気してる感あるかも…?笑 (5月9日 7時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
ずは - 空蛍に勉強おしえてもらえるのすごい羨ましいしすごい良いけど、放浪者にあんなこといわれたら断ってしまいそうな自分がいる… (5月6日 1時) (レス) @page45 id: 93d9269e65 (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - あさん» 楽しい時間をお届けできているようで幸いです、更新も頑張ります!thanks!! (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
み(プロフ) - ずはさん» ヒャ…こういうの結構私の主観に基づいて書いてるのでそう思っていただけてとても嬉しい…ありがとうございます…🫶 (5月4日 19時) (レス) id: e81bbd860b (このIDを非表示/違反報告)
あ - まじで面白い!次の投稿待ってます! (5月4日 16時) (レス) @page44 id: c592e3767f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み | 作成日時:2024年2月22日 0時