SIXTH ページ7
あ「それでも、私は新開センパイが好きです。何ででしょうね。そんなの私にも分かりません。」
荒「・・・・・・そ。」
真波はいつの間にか居なくなってた。
放浪癖があるのは百も承知だったから、特に驚きはしなかった。
荒北センパイも触れないでいる。
荒「オメェの気持ちはわかんねェけどォ? ・・・・相談くれェは乗ってやんヨ。」
あ「!! ・・・・本当ですか?」
荒「おう。」
あ「・・・・・・ありがとう、ございます。荒北センパイ。」
返事をしながら新開センパイを見ると、切なかった。
でもどこかでやっぱり好きで、自然と体温が上がっているのが分かった。
隣から荒北センパイの目線を感じる。
荒「マジであのデブのこと好きなんだネェ。顔赤ェぞ。」
あ「うるさいです。知ってます。」
荒「・・・・ッハハ!」
腕で顔を隠すと、荒北センパイの笑い声が聞こえた。
そっと隙間から見てみると、荒北センパイは歯を出して笑っていた。
荒「オメェ照れ隠しなのかヨそれ! バレバレだっつのォ!」
あ「お、怒りますよ!?」
荒「怖くねェし。」
あ「怒りました。荒北センパイ殴ります。」
荒「わ、ちょっ、イッテ! イッ・・・・イッテっつってんだろ!」
そう荒北センパイを殴る私の心は、どこか荷が少なくなり、軽くなっていた。
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ヒゲピヨ - アスカさん» 真波を彼女想いのいい彼氏にしたくて・・・・。真波はなかなか好きな子できないけど好きになったら尽くすタイプだと思います。でもそれなりに女子好きです。 コメントありがとうございました! (2015年1月3日 17時) (レス) id: 367c29defb (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 真波ィィイイイイイ! (2014年12月30日 13時) (レス) id: 9dfc5bc802 (このIDを非表示/違反報告)
ヒゲピヨ - なっつんさん» ありがとうございます! 精進します (2014年12月26日 10時) (レス) id: 367c29defb (このIDを非表示/違反報告)
ヒゲピヨ - ソフトラビットさん» ありがとうございます! (2014年12月26日 10時) (レス) id: 367c29defb (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - 一気に読んじゃいました!!続き物凄い気になります!!更新頑張ってください!! (2014年12月26日 0時) (レス) id: a38a91a8ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒゲピヨ | 作成日時:2014年12月8日 21時