【2j3j】貴方は僕の神様だ【knmc】

愛を伝えぬ、彼子犬 ページ40

まぁそれはさておき見てみよう




封筒の中には折りたたまれた紙があり、それを開いた




『…合格』
剣持「…合格」




声が重なり、勢いよくこちらを向く




剣持「や、やっ…A！合格！合格ですよ！！」




『ちょ、喧しいぞヴァンパイア』




剣持「だって、受かったんですよ！？あの倍率で！！」




ヴァンパイアの言っていることは、千利あるかもしれない




『だって努力してきたんだから受かるのは当たり前だろ』




遅刻こそしかけてしまったがそれ以外のことは想定内。受からない筋合いがない




剣持「…自信満々ですね」




『そりゃー、自分が認めた契約し……ふぁんふぁいあ、てをどかへ』




急に口を押さえ、顔をしかめたヴァンパイアがもたれかかってきた




『っと…急は止めろよ…』




剣持「僕は、ただの契約者ですか？」




耳元でまるで子犬のように不安そうな声を出し、心臓を握られたような感覚に陥った




…あぁ、そういうことか




『そんなことないよ。ヴァンパイアは世界で一番愛してる彼氏だよ』




剣持「…！ま、まぁ…ですよね。当たり前ですよね。…んふふ」




彼の周りに花が見えるのは幻覚だろうか。まあまたこうなるのは嫌だろうから、ちゃんと愛を伝えていかないとだな





.







月ノ「改めまして、ご入学、おめでとうございます！ここでは___」




多様な種族、思いを持つ者達が集った




後にこの学年はこう呼ばれる




2期生、と___




ただし、この先は神のみぞ知る、ってね

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