【2j3j】貴方は僕の神様だ【knmc】

ここに染まり始めたな ページ39

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こうして試験は終わり、二週間がたった




剣持「Aー。合否の手紙来てました」




丁寧に封筒へ入った手紙をぷらぷら揺らして持ってきた




『…ここに？』




剣持「ここに」




普通の家ならこんな会話をしないだろうがここは異常な森、死の森なのだから配達員が来れる筈がない。となると…




『委員長の魔法、か』




憶測ではあるが魔法は"指揮"関係ではあるだろう




剣持「まあ取り敢えず合否見ましょ」




『そだな。えーっと…ハサミ』




棚の中にある為向かおうとすると視界の端で真っ黒い斬撃が見えた




剣持「あ、こっちの方が手っ取り早いんでやっちゃいました」




段々とヴァンパイアもここに染まってきたな。初めは日常生活に魔法を組み合わせていなかったのに…




剣持「…あの、A…。斬って良かったんですよね…？」




染々と浸っている暇は無いな。反応がなかったし心配になるか




『おんありがとうな。虚空も調節上手くなってるじゃん』




ヴァンパイアが創った闇魔法の一種"虚空"試験で使ってたみたいだけどブラックホールみたいに飲み込むことしか出来なかったのが紙を斬るだけになったのだ。それには相当な努力をしていたのを毎晩見ていた




剣持「んふふ。ありがとうございます」




…何故、ヴァンパイアの笑い声は可愛らしいんだろうな。

愛を伝えぬ、彼子犬→←予想以上のポテンシャル

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