合図はいらない ページ37
夕陽「___っ家長は左!伏見は右!先輩とAさんは前後で待機!!」
未来人の目は自分と同じ様に特殊だ。名前は"未来視"これは対象の生物を見ていると5秒後の事がわかる。だから彼女に指揮を頼んだ
家長「よし、いくよ!」
その合図と共に人間の周りに魔方陣が現れる。彼女の適正魔法は"音楽"。楽器の音を操れるのだ
「ガアァァァ!!!」
頭の中に音が響いているのだろう。魔物はのた打ち回って叫んでいる
夕陽「っ…家長は避けて周りの音量を下げて!伏見は結界で閉じ込める!」
魔物は近接タイプ。魔法はわからないが今のところ攻撃パターンは魔弾と体術だ
剣持「…A。あの本当にすいません、その……剣、家に置いてきました…」
『…は?』
まだ合図が来ないから上で飛んで待っていると何も構えない訳を言ってきた
たまに抜けていることあるなとは思っていたが…主力武器を忘れることなんてあるか…!?
『…言い訳は』
剣持「Aが武器は召喚系統ということを忘れていて、手ぶらだったので僕も良いのかと思い現状です…」
確かに前言ったがそれは軽くだった。ちゃんと伝えてなかったのと持ち物を確認しないで早く出た自分の落ち度だ
『…なら、血で剣は作れないの。最近操る練習してたじゃん』
自分に追い付くって言って嫌いなことから目を背かず特訓してたじゃないか
剣持「…確かに、そうですね。…流石神様」
目を閉じてゆっくりと優しく、噛み締めるように言ってきた
『…っだから!何度言ったらわかんだよこのヴァンパイア!!』
剣持「…?だって、Aは僕の中の神様で」
『そんな大層な者でもないしゴミ共と同じにするな』
手に力が入り血が滴る
剣持「あっ…血、勿体ないですし、たとえすぐ治るからと綺麗な手に傷を作らないで下さい」
そっと怪我をした方の手を取り口に近づかせ味わうようにゆっくりと飲んだ
夕陽「そこのバカップル!!そろそろ来て下さい!!」
下から叫ばれたが、バカップル…とは、何だ?
『…合図はいらないよな』
剣持「もちろん、当たり前じゃないですか」
『血、あげたんだから剣作れよ』
剣持「僕は"剣持"ですよ?剣を持たないでどうするんですか」
胸に手を当て自信満々にどや顔をして言ってきた。忘れた奴が何言ってるんだとなるがこれこそヴァンパイア、剣持刀也だろう
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安海 - 零人さん» 零人さんコメントありがとうございます!全て読んでくださっているんですか…!?2j3jを知った1ヶ月後に書いた民なので至らない点が多かったと思いますがありがとうございます。ログインそんな緩いんですね…通知も切れそうですしやってみようと思います。 (2023年1月10日 7時) (レス) id: a1ab37ebe0 (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - ホントに緩いのに、機能はログイン前より格段に良くなるのでログインおすすめします。かくいうボクも適当な記号入力して登録した民なので、その時点では絶対できましたから!!コメント連投失礼しました。これからも作品楽しみにしています!! (2023年1月10日 1時) (レス) id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - これ以上書くと語りそうなのでログインの話を、、。ぶっちゃけ占いツクールのログイン緩いのでてきとーに@つけた記号入力すればログインできます。そして通知は機種にもよりますが、画面の右側に表示されます。 (2023年1月10日 1時) (レス) id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - コメント失礼します!!迷ったのですが、感想を伝える良い機会な気がしたのでついでにログインのこと話します。長くなったらごめんなさい。まず、いつも楽しく読ませてもらっております!!作者様の書く小説全部好きで、はい。好きです。 (2023年1月10日 1時) (レス) id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:安海 | 作成日時:2022年10月9日 12時