【2j3j】貴方は僕の神様だ【knmc】

試験は才と己を持て ページ30

月ノ「皆さん、一次試験合格おめでとうございます。
ここでは確かに向上心や対抗心を持つことは良いことですがアレだと反感を買ってしまい戦争への一手になってしまいます。
…それぞれが想いを持ってここに来ていると思いますが先程言った通りここは"お国の為に貢献できる人を育てる場所"です」




黒髪で"清楚"という感じの委員長は腕を動かし自分達から見て右側を指した




月ノ「"皆さん、彼方を見なさい"」




風が少し震えた後、急に首を回されたように驚く人や合わせるように見る人、そのまま委員長を見ている人などバラバラだった




月ノ「…成る程。楓ちゃん。どうしますか？」




…かえでちゃん…？




風で、音を拾えるかやってみよう




「…帰らすやろ。加減したみとちゃんの魔法で見た人は才がない奴やし周りに合わせる奴はここにはいらん!」




出来た…けど、才がない…魔法…まさか、本当に指揮官みたいな適正魔法…？いやいや、自分が調べた時は基礎魔法みたいな感じでしかわからんかったぞ。職業は知らんけど




月ノ「"右を見ている人は帰りなさい"」




さっきよりも重い…けど、気づいているのは…




剣持「はっ…はっ…何ですかこれ…」




ヴァンパイアと自分だけみたいだ




剣持「…A…？」




『何のためにお守りあげたと思ってるんだよ。それは魔力を込めれば結界とか受け流しとかをしてくれる魔法を入れたんだよ』




何年間も研究して無詠唱、魔方陣展開無し、少ない魔力で使えるようにした世界に一つだけの最強の魔具だ




剣持「っ…はぁ…楽に、なりました…ありがとうございます」




『どういたしましてっと、…半数くらい減ったんじゃね…？』




結構キツかったのに間隔4mはあるんじゃね？知らんけど




樋口「魔法学園副委員長の樋口楓や。そんじゃあ最終試験な。この奥にある森ん中に魔物を入れておいた。一人でも数十人でもいいから魔物を5体倒したら合格や！ほな、始め！」

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