【2j3j】貴方は僕の神様だ【knmc】

人は成長の糧になる ページ29

月ノ「あー。聞こえていますか？…起立！気をつけ！こんにちは、王立魔法学園委員長の月ノ美兎と申します」




先程までうるさかったのに委員長が話し始めたら静まった。まるで軍の指揮官だ。…姿は見えないが何処にいるんだろう




…座らせないんだ…




さっきまでボソボソとゴミみたいなちっちゃい戯れ言言ってた奴なんてもう顔青ざめてるよ。そんな舞踏会行ってそうな服装着てたらそうなるに決まってんだろうがバーカ




月ノ「…受験番号1、2、15___…」




急に番号を言っているが恐らくもう見定めていたのだろう。…遅刻ギリギリだったが平気なんだろうか…




月ノ「"108、109"、127___…」




剣持「あ、呼ばれましたね」




『おん』




これが、試験に行ける方だといいんだが…




月ノ「…以上の方は、校内の特殊訓練場に案内をするので来て下さ…」




「ま、待って下さい！！何故私が呼ばれてないのですか！？私は領主の娘ですよ！？」




「わ、私も！」




「俺も王国騎士の子どもだぞ！！」




…役職にものを言わせても自分の実力ではないのに…。千年でこんなにも人は退化してしまったのか。呆れるな




月ノ「…ここは魔法学園。将来お国の為に貢献できる人を育てる場所です。道徳心のない貴女方にはこの学園に入れただけでも感謝して下さい」




ズバッと言ってくれて気持ちがいい。人は良くも悪くも成長させてくれる。自業自得な貴族はそれに早く気づいて成長してほしいね




「っの…！どうせあんたブスなんでしょ！？だからここにいないんだわ！そうで…」




…は？




『静かにしてもらえる？…アンタらはもう受験者じゃないんだから』




何時しかのウルフみたいに魔方陣で囲った。魔法は慣れてない雷の初級だから静電気くらいだけど数十回撃ったら感電死するだろうなぁ




こんな状態でも魔法について考えれるのは生きた年数がとてつもなく違うからだろう




剣持「A、行きましょう。こんな人達のために魔力を使うのも勿体ないです」




『ん。そうだな』




…こんな強く言ったから何かしてこないと良いんだが…

試験は才と己を持て→←君は綺麗なままでいて

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