【2j3j】貴方は僕の神様だ【knmc】

優しさ込めた温もりを ページ24

『出来たよー、ほれお粥』




湯気がもこもこと立ち昇り、卵もふわふわしていてネギと鶏肉が少し乗っている。…美味しそうだ




剣持「いただきます」




口の中に入れると鶏肉が柔らかくてホロホロと崩れたところに卵と一緒にじゅわーっとダシの味が広がる




剣持「ダシ入れてるんですね…珍しい」




『ちょっとな。お粥苦手な人って味がないとか薄いから嫌だって感じだからヴァンパイアがどうなのかわからなくて入れたんだが…どうだった？』




剣持「美味しいです。これ…優しい味で、Aみたいですね」




…何言ってるんだ僕！？キザみたいなこと言って…あぁ撤回したい！




『お、おぉ…いつも祟るぞとかしか言われてなかったから優しいって言われるの慣れないわ…』




剣持「それはAが特殊なだけだと思いますが」




『…まあそうだろうな。千年間神を消すことしか考えてなかったし』




…千年…！？僕はまだ数百年くらいだ。Aは…僕よりも上だったのか…いや確かに所々落ち着いているなとは思っていたが…




剣持「…あ、だから髪色が白髪になってるんですか…？」




毛先は茶色だが全体が白。目の色は…生まれつき、なのだろうか




『そうだよ。目の色は契約したらなったんだよ。………なんでかはわからないけど』




剣持「へぇ…人の時のAが見てみたいですね」




『いゃ、……なら早く治しな』




若干嫌と言いそうだったがまあ気にしないでおこう




剣持「んふふ。ありがとうございます。それなら寝ないとですね。お休みなさい」




『お休み。良い夢を』

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