6【信用】 ページ7
零「ぐ…紅蓮!?」
先程の騒ぎで学校は休校となった。
学校から紅蓮の家まで2〜3kmは離れているとはいえ、登校時間は8時。それに対し現在時計の針は10時を指そうとしている。
A「紅蓮、あの、今日休校になったの。」
紅蓮「そうか、寝坊しちまったからラッキーと言ったところか。」
なるほど。
しかし紅蓮が寝坊とは珍しいことである。
まぁ去年は何度か寝坊していたらしいが…。
紅蓮「そういや、何故休校になった?」
A「それは…」
私は今朝の事もさっきのことも全て話した。
実際見てもいない人にとってはただの作り話に聞こえる。
だから信じてもらえない可能性が高いことは承知の上だ。
紅蓮「…そうか。何か不思議だが、信じるよ。」
A「…!」
まさか信じてくれるとは思いもしなかった。
信じない。
どうせからかわれる。
そんなことばかり頭に浮かんでいたから。
紅蓮「何故そんなに驚いた顔をする?」
A「まさか信じるとは思わなかったから…。」
紅蓮「嘘をついたお前を見たことがない。」
確かに言われてみればそうだ。
下手に嘘をついても後で自分が後悔する。
それに嘘をつくと相手を傷つけるかもしれない。
だから一度も嘘はついたことがない。
零「Aは優しいから嘘とは縁もないんだよ〜」
A「い、いいからっ…!」
零「照れてる照れてる、可愛いなぁ」
からかうように私の頬を突く。
何故か負けた気がして悔しい…。
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作者名:死神 | 作成日時:2018年3月14日 18時