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翔平に支えられるようにしてホテルに戻り、
傷の手当てとシャワーを浴び終えた頃、
遥輝がたった今戻ってきたと知らせが入った。
大将に遥輝の部屋に行ってもいいか聞きに行く。
「大将、遥輝は…？」
大将「おお、今帰ってきたとこや。
あいつ大丈夫やから」
「…そっか…部屋行ってもいい？」
大将「ええで」
今までに数回くらいしか見たことのない
大将のすごく優しい顔。
ぽんぽんと私の頭を撫で、
遥輝の部屋のドアを開けて中へ呼びかける。
大将「遥輝、ちょっとええかー？」
中からは何の返事もない。
「…遥輝、入ってもいい、？」
控えめにそう呼ぶと、ガタンッ！と音がして
ばたばた慌てたように遥輝が走って出てきた。
大きな湿布が貼られた私の頬を見たとたん、
苦しそうに顔を歪ませる。
何かを言いたそうにこっちを見たあと、
そのまま俯いて唇を震わせ「ごめん」、と。
守ってやれなくてごめん。
そうつぶやいた彼の頬は腫れ、
唇の端は赤く切れている。
大将から話を聞いたら、
近くに車を停めていた純くんを
遥輝がボコボコにしていて、
見つけた大将と卓ちゃんが止めに入るまで
殴ったらしい。
痛々しいその傷は、その時のものだろう。
…何で謝るの？
そんなになってまで、一生懸命私を
守ろうとしてくれたんじゃないの？
涙が込み上げて、ぎゅっと遥輝の背中に
腕を回した。
大切そうに、しっかりと抱きしめ返してくれる。
「…遥輝、ほっぺ、」
遥輝「どうでもいい、こんなん」
「よくないよ…」
遥輝「…俺は一発殴られただけやろ」
「私も一発だよ、」
遥輝「……全然違うやろ…あほ…」
ぎゅう、と抱きしめられて、
遥輝の顔を見ようと体をよじっても
離してくれない。
遥輝「…A…わがまま言うていい？
ほんま勝手すぎんねんけど…」
「うん、」
遥輝「…今日、一緒に寝て。
俺のそばにおってほしい。
A失うと思ったら、
めっちゃ怖かってん……」
ああ、私は、みんなにどれほど心配を
かけただろう。
ごめんなさい。
その気持ちが、涙になって頬を落ちた。
これでこの章は終わりです！！
長すぎて重すぎてすみませんでした( ; ; )
これからは、明るいお話をばんばん
更新していきたいと思います( ¨̮ )
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さやか(プロフ) - のんさん» まだ作成中です！明日になれば更新すると思うので、楽しみにしててください！ (2019年4月13日 23時) (
レス) id: cf6bd6deb7 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 新しいのなんて検索すれば出てきますか？ (2019年4月13日 23時) (レス) id: 46ded136c3 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - 楽しみにしてるので早く更新してください。 (2018年7月27日 19時) (レス) id: d893583017 (このIDを非表示/違反報告)
あやの - なるみさん» リクエストありがとうございます！宮西尚生さんですね、了解しました(￣^￣)ゞ (2018年7月6日 7時) (レス) id: 21bf1aaff4 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ(プロフ) - 読ませていただいていますリクエストいいですか？宮西尚生さんを出していただいてもいいですか？よろしくお願いします (2018年7月2日 23時) (レス) id: 1bb4345cd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやの | 作成日時：2017年9月29日 23時
