# 124 ページ24
(西川遥輝side)
遥輝「とりあえずすぐ追い返したけど…
Aもなんか怖がってるみたいやったから」
慎吾『…そう、すか』
遥輝「…前の家族、やんな？」
慎吾『そうやと思います…』
俺から見た慎吾ん家に引き取られる前の
Aの前の家族のイメージは、
悪いものでしかなかった。
そして、Aの兄だというあいつの印象も。
慎吾『……遥輝さん、』
慎吾の声は、少しだけ震えて聞こえた。
慎吾『…俺は、いつもいつもそばにいてやれん
から……Aを、お願いします。
…あいつのこと、守ってあげてください』
遥輝「……ん」
電話を切って部屋に戻ると、窓のそばまで
布団を引きずりながらAが待っていた。
「…はるき…？」
不安そうな声で言うから、その顔を曇らせたく
なくて柔らかい頬をそっと撫でる。
遥輝「目覚めちゃったん？」
「ん…起きたら、遥輝いなくて」
遥輝「ごめん、びっくりしたな。
足冷えてへん？」
裸足のAを抱き上げ、寝室に向かう。
布団に下ろした時、きゅっと腕を掴まれた。
「…遥輝も、もう寝る？」
遥輝「寝るで。ここにおるからな、安心し」
「うん…」
俺の胸に擦り寄ってきて、目をつぶる
Aを片手で抱きしめる。
なあ、A。
1人やないで。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 425人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「プロ野球」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さやか(プロフ) - のんさん» まだ作成中です！明日になれば更新すると思うので、楽しみにしててください！ (2019年4月13日 23時) (
レス) id: cf6bd6deb7 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 新しいのなんて検索すれば出てきますか？ (2019年4月13日 23時) (レス) id: 46ded136c3 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - 楽しみにしてるので早く更新してください。 (2018年7月27日 19時) (レス) id: d893583017 (このIDを非表示/違反報告)
あやの - なるみさん» リクエストありがとうございます！宮西尚生さんですね、了解しました(￣^￣)ゞ (2018年7月6日 7時) (レス) id: 21bf1aaff4 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ(プロフ) - 読ませていただいていますリクエストいいですか？宮西尚生さんを出していただいてもいいですか？よろしくお願いします (2018年7月2日 23時) (レス) id: 1bb4345cd6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやの | 作成日時：2017年9月29日 23時
