お兄ちゃんはプロ野球選手

# 33 ページ33

セ・パみんなでご飯に来ています。
隣は秋山さんだから、すごく嬉しい！

みんなが次々注文を頼む中、
「それ取って」とだいぶ向こうへ行っていた
メニュー表を取ってきてくれ、私に見せてくれる。


秋山「Aはどれがいい？」

「えーと…えっと、これと、これと、あと、」

秋山「慌てなくても待ってあげるから(笑)
ゆっくり選びな、」

「えーと…あと、これも食べたいな…
でも量多そう…食べれるかな、」

秋山「じゃあ、これは俺と半分こにしよっか。
すいません、」


店員さんに私の注文を伝えてくれる秋山さん。
うう、優しい、好き。


料理が来ると、私が他のご飯を食べている
うちに秋山さんは魚の身をほぐして
骨を取ってくれたりしている。


秋山「ん、」

「ありがと！んーおいしー！」

秋山「ははっ、(笑)口(笑)」

「え？」

秋山「ついてる(笑)」


秋山さんの指が私の口についていたご飯粒を
つまんで、そのままぱくっと口に入れた。

本人は何ともなさそうだけど、
私はドキドキしっぱなし。


秋山(こぼれるよ、)

(…お父さんみたい…(ドキドキ))

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