【文スト】月下の桜は今日も微笑む

7枚目 ページ9

翌日。朝早く目覚めてしまった私は外を少し散歩してみることにした。
流石に土地勘はあるけれど、昔とは変わってしまったところもあるだろうし…
なんて健気な桜ちゃんでしょう。偉すぎるわ(真顔)


そっと太宰さんを起こさないようにして寮を出る。まぁ寝てるし大丈夫だろう
まだ朝も早いため階段を慎重に降りて……私は朝のヨコハマの街へ繰り出した。


＿＿＿＿＿＿


朝の街はとても静かだった。夜の街とはまた違う静けさに包まれていて、
何とも云えない気持ちになった。私、語彙力無いからなァ…


ふわぁ〜と欠伸をして海沿いを歩く。砂浜、降りてみようかな


というか知らぬ間に海の方まで来ていた。
考えながら歩くと時間が過ぎるのが速い…
風が吹くと潮の香りがした。海だな…



いや、海だけどね。



チラッと倉庫に目をやると、朝の街には一際目立つ黒い影。
目は良いから、よく見えるし此処からだと障害物も無いから。


お仕事中にしては無防備過ぎるな、マイエンジェルよ。
いや、まだお仕事中とは決まった訳ではないから邪魔しに行かなくてもいいのだけどね、


あ、こっち向いた。とりあえず手を振っておこう。
眠そうだ。もしかして徹夜明け？目を擦っている姿もかわいいなぁ


嗚呼、尊い

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