愛し方は人それぞれ (濱田軍団)

愛し方、18こ目 ページ18

濱田side


『き、着ましたけど……その、あんま似合ってないというか……』

小瀧「ええからはやくっ」


のんすけが急かすため、Aが恐る恐る出てきた。



ふわっとしとって、とても似合ってる。可愛い。ただ単に可愛い。




小瀧「っ〜〜〜〜〜……!!!!」

のんすけが顔を真っ赤にして、声にならない叫びをあげている。


流星の方を見てみると、流星も流星で顔を真っ赤にしとる。


『え、私そんなに変でしたか!?あ、今着替え「即買いね」えっ……』

のんすけがすぐに返答したから、Aびっくりしちゃってる。

小瀧「俺が買うから、な？」


嬉しそうに、満足そうに笑うのんすけは、今までで一番楽しそうやった。


小瀧「じゃあ次は濱ちゃんバトンタッチ」

濱田「は、は!?」

急に指名されて、Aをこっちに寄せてくる。





俺も、Aに似合うの選ばなきゃアカンな。




・・・


俺はAの腕をひっぱって見つけたお店に入る。

ふわふわしてるけど、さっきののんすけの店とは違う感じだ。


濱田「待っとってね//」


『はい…』


そして近くにある、薄紫とホワイトのボーダーのパーカーを取る。

次は、ショートパンツっていうのかな、そういう類いのデニムのパンツを取り出す。

そして星の柄がついたハイソックスを取って、Aを試着室へ押し込む。

濱田「それ、着てな」


『えぇっ……また可愛いの……』


濱田「絶対似合うで!!」



嫌がる彼女を前に、早く見てみたいという好奇心で気持ちがいっぱいやった。

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