愛し方は人それぞれ (濱田軍団)

愛し方、15こ目 ページ15

Aside


『シ、ゲ…………？』

走るようにこちらに向かう彼は、今までのどんなときよりも目が本気だった。


重岡「…………流星、どういうことや」

シゲが流星くんの名前を呼ぶ。

あ、そういえばシゲと幼馴染って事言ってなかったかも



「流星くん、実はシゲと幼馴染なの」

濱田「あ、そういえば、そうやったな」





藤井「あーもうほんまうるさいわ」

流星くんが、挑発したような声色と表情で言う。

重岡「流星、ふざけんな。どういうことや？Aのこと、離して。」




シゲはそう言い、私の腕を流星くんから引き剥がし掴んだ。


相変わらず廊下は、ぴりぴりした空気が漂っている。



重岡「A、今日ずっと心配しとったんやけど……？なんかされんかった？大丈夫…？」

シは今にも泣きそうな顔でこちらに伺ってくる。

『……大丈、夫……だよ』

重岡「嘘だ、だって今日俺の友達が学校に連絡入ったって言っとったんやけど…？「A仕事辞める」って……。可笑しいじゃん、そんなの……」

のんちゃんの方を見ると、圧力のかかってる笑顔でこっちを見ていた。


これって、退学するって自分の口から言わなきゃいけない………んだよね……。








『……シゲ、ごめんね……。私ほんとに学校退会するの。』


ざわ、とその場が揺れる。

そりゃあ私がこんなに働くことが好きなのに、急に言い出すなんて。




シゲ「なんかあるんやろ…？なぁ、A……!!濱ちゃんたちになんか言われたんやろ……？？………………そんなの、そんなの、ひどない？…………」





そしてシゲは、子供のように泣きじゃくってしまう。

自分だってこんなことしたくないよ…………。




けど。



濱田「じゃ、A帰ろっか」




彼らに逆らったら、どうなるか分からないから。



『…お世話に、なりました』



ごめんね、シゲ。


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遅れてしまって申し訳ございません！！
テスト期間の為、更新できずに……
テストは無事に終わったのでよかったです！
あ、作者は名前を変えました！！
旧▹▸翔紘 新▹▸はまやねん 把握よろしくお願いします！！

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