【五条悟】記憶喪失のフリをしたら元彼と付き合うことになった件について。 (ページ29)

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五条悟より厄介者。ページ29

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『っ、』

真人「なんで逃げるのさ～」

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壁に跨がれたせいで、ただ奥へ背を飛ばす。
笑顔で追ってくるツギハギに何度も舌を打った

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『あんたが来るからでしょーがｯｯｯ』

真人「だぁって逃げてるんだもん」

『じゃあ止まるから来るな』

真人「いーや♡」

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♡なんて付けんでいい！！
笑顔で走ってくんな！！頼むから！！！！

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『くぅるなぁぁぁぁぁ！！』

真人「待ってよ～」

『いやいや！来んなって！！』

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かれこれずっとこの調子。
走らされるこっちの身にもなってくれ！！

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『(角とかないの！？あるでしょ、普通！)』

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入り組んで居る所か真っ直ぐの一本道。
綺麗に作られた道だった。

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『(逃げ続けても意味無いか、)』

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焦りを留めながら方向を変えて真人を見る。
分かりやすく顔を開かせる奴に向けて真宵を構えた。

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真人「やっとやってくれるのっ？！」

『嬉しそうに笑ってんじゃねぇよっ』

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ただでさえ情報がない。
だって元OLですからね！？えぇ！！((

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真人「大鎌だぁ、重くないの？」

『っ、無駄口叩いてんじゃ、ねぇっ！！』

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こんな時、五条が羨ましくて堪らない。
バリアじゃん！？何さ、＂無限＂て！！((

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『私もバリアが欲しかったっ！！！』

真人「えぇ･･？……おっと、」

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切実な願いは虚しく、儚く散って行く。
奴は笑ってるんだもんね！ええ！！←

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真人「誰にキレてるのさ～」

『全部』

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呪詛師が居ることも。呪霊が居ることも。
呪術師が居ることも。五条が居ることも。

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『っ、ああっ、ムカつく！！』

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【私がここに居ることも】

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真人「(！、短刀に持ち替えた、？)」

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何で働かなきゃ行けないのさ。
これもそうだ。全部五条先輩のせいだ。

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何から間違えたんだろう。
私が高専に入った時？先輩と付き合った時？

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『(先輩、とか。久々に言ったかも)』

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多分、全部だ。
『労働』があるから。そこから間違いなんだよ

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『あはっ、労働があるからだっ！そうだ！』

真人「！」

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私が嫌いなものは全て要らない。
間違いは全て間違いなんだよ。

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『私、君が嫌いだから。
殺.してもいいよねぇ！？』