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母「A、ごはん。」
母が静かに呟いた。
どんだけ低血圧なんだよ。
雄也「A、俺も手伝うよ。」
「え、 雄也くん手とか切っちゃいそう。」
雄也「バカにしすぎだろ。 へーきへーき。」
そう言って私をキッチンへ押した。
雄也くんの手大好き、なんてふと思った私。
姉と雄也くんが付き合っていて良かったな。
雄也くんが他の私が知らない女の子と両思いになったら、かなりショックを受けていたかも。
雄也「A、 ちょっといい?」
「んー?」
人参を切っているときに、雄也くんが話しかけてきた。
包丁を置いて雄也くんと向かい合う。
雄也「俺、 恵にプロポーズする。」
「…ぷ、プロポーズ!?」
雄也「ちょ、うるさいっ!!!」
そう言って私の口を大きな手で塞いだ。
姉を見ると、テレビをずっと見てて気づいていない様子だ。
「ごめ… 、び、 びっくりして。」
雄也「 いきなりだよな。 でも俺ももう25だし… 恵も27じゃん。
そろそろいいかなって。」
「そう、だね。」
逆に遅いくらいかも。
付き合って7年目だし、普通だったらとっくに結婚してると思う。
でもあのカフェの計画のおかげで姉はずっと忙しかった。
3年くらいずっと。
最近軌道に乗り始めたから、ちょうどいい。
雄也くんはこのタイミングを狙ってたんだな。
「頑張ってね、ゆうやん。」
雄也「ゆうやんって…、 うん頑張るよ。」
恥ずかしながら、 白い歯を見せて笑った。
その笑顔、スキ。
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OREO - 早く、続きが見たいです。 お願いします (2015年7月9日 20時) (レス) id: aa3031e76d (このIDを非表示/違反報告)
OREO - 早く、続きが見たいです。 お願いします (2015年7月3日 23時) (レス) id: aa3031e76d (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - 更新待ってます!バラバラになっちゃいました。すみません! (2015年6月21日 17時) (レス) id: fa71304711 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - 7月7日まで (2015年6月21日 17時) (レス) id: fa71304711 (このIDを非表示/違反報告)
上野椎香(プロフ) - yuki24さん» ずっと言わなくてすみませんでした!ありがとうございます! (2015年6月12日 17時) (レス) id: 67befd9fa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:上野椎香 | 作成日時:2015年6月9日 22時