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大貴「Aはそれでいいの?

簡単に諦められるようなことじゃないよ。」




まるで自分のことのように心配して、悲しんでる顔をしてる大ちゃん。

ありがとう。





「大丈夫 。 視点を変えてみるっていうのもありかなって考えて、今そうしてる。」





勇気先輩を好きっていう対象としてみる。






大貴「ん? 意味わかんねえ。

バカなAが頭のいいことがいうなよ。」





軽く侮辱された気がする。





大貴「お前らしくない。 …違う人みたい。」


「....」




さすがに、感情が動いた。


『私らしくない』

その言葉は居心地が悪くなる。






「大ちゃん 、 私とずっと親友でいてくれる?」


大貴「なに言ってんの。当たり前だろ?」





驚いた顔をしたあとに、 私を安心させるような優しい微笑みを投げかけた。





「大ちゃんと親友で良かった 」


大貴「...ますますらしくない。」


「はあ?なにそれ。」


大貴「 だって、Aが人のこと褒めたり

感謝したりって…へーーん。」


「前言撤回で。」




大貴「あーらぁ、じゃあ友達やめよっかなあ」


「はい、どーぞどーぞ。そうやって可哀想な女の子を簡単に捨てるんだあ。

さくらちゃんに報告だね。」


大貴「 え、 Aって女子なの? ごめん認識してなかった。 」





てへ、っと自分のおデコをコツンと叩き

アホなポーズをした大ちゃん。






「 あ、さくらちゃんだ 」




そう言ってドアを指差した。




大貴「え?」





反射的に動いて、 ドアをみる大ちゃん。

キョロキョロするところがすごく可愛い。

恋する男子、ですって感じだ。




「うっそぉ!!」


大貴「...ふざけんなっ!」


「ふ、はははっ! 大ちゃんは恋頑張れよ!」


大貴「知っとるわ!」





そう言って大ちゃんは笑った。

やっぱり、彼といるといい意味で緊張しない。


素の自分を彼になら全部晒け出せるんだ。


私が幸せって思った時に、真っ先にあなたにありがとうって伝えます。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 知念侑李 , 薮宏太   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:上野椎香 | 作成日時:2015年5月29日 7時

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