◎ 089 ページ40
・
大貴「A、大丈夫?」
侑李はソファに座ってテレビを見始めた。
その隙に大ちゃんが来てくれて、耳打ち。
「うん、 全然平気。」
大貴「よかった。」
そういってソファに戻っていた大ちゃん。
全然、平気。
日本語違うよね。
本当は大ちゃんに平気じゃないって言いたいのかも。
大ちゃんがいなくなったら。
このままじゃ、感情がだだ漏れになってしまう気がして。
「だめだめ、 侑李を困らせちゃいけない」
・
大貴「お風呂入ってくるー」
夕食を食べ終えて、 侑李がお風呂に入った。
そのあと、大ちゃんも入りに行った。
ご飯で少し気持ちが落ち着いて冷静になれた。
大ちゃんがいなくても、平気。
「侑李、 麦茶飲む?」
侑李「飲むー!」
お風呂上がりがりに冷たい麦茶を飲むのは最高だ。
中学校のとき、侑李にそれを教えて…
今もやってくれてるかな?
侑李「さんきゅ。」
そういって私からグラスを受け取る。
侑李「…んー!やっぱりキンキンの麦茶は最高だね。」
「…うん!」
覚えててくれた、ってことかな。
やっぱり嬉しい。
718人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:上野椎香 | 作成日時:2015年5月29日 7時