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侑李「なんでここで寝てるの。 なにかあったらどうするの。 」
「ゆうり..」
侑李「なに。」
「私のこと、心配してくれてるの?」
なぜそんなこと思ったかは自分でもわからない。
けど、多分。
最近、杏ちゃんと一緒にいるとこをよく見てたせいかな。
侑李の目には私なんか入ってないのかなって
「いっ...だい。」
侑李をジーッと見ていたら、右手を私の方へ伸ばしてきた。
撫でられるのかな、なんてバカな考えをしていたらデコピンをされた。
いつもより痛いんですけど。
「もう、痛いよ… 」
自分のおでこをスリスリしながら上目遣いで彼を睨む。
侑李「バカじゃないの。ほんとに..」
「…」
そんな表情...
呆れているのか、悲しい顔をしてるのかわからないじゃん。
侑李「 ごめんね、僕がそう思わせてたんだよね。」
「んっ..ちょっと… 」
侑李が私を抱きしめた。
冬だということもあって、抱きしめられた暖かさにまた睡魔が襲ってきそうだ。
私よりも7センチ近く低くて小柄なはずなのに私よりも大きく感じるのは何故だろう。
とにかく、心地がよかった。
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作者名:上野椎香 | 作成日時:2015年5月29日 7時