好きなだけ、それだけ２ (ページ16)

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私は床に大の字になって寝そべった。

「つめたっ…」

そりゃそうだ。今は冬の季節で、床が冷たくないはずがない。

私は冷たさに身震いしながらもう一度寝そべった。

「慣れちゃえば、、大丈夫。」

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？「A…！A ‼ 」

「んっ… 、」

誰かに名前を連呼され、目を覚ました。

薄っすら目を開けると焦点が定まっていないのかボヤっと誰かが映る。

？「よかった。A…なんでこんなとこで寝てんだよ！」

「…… え？えっ！？寝てる？」

彼の言葉を寝ぼけている頭で、理解をする。

バッと起き上がってキョロキョロと辺りを確認。

「う、うわっ！！……侑李。」

侑李「なに、今更？」

私を起こしてくれた人物は侑李だった。

突然のことで私は侑李から少し離れる。っていうか、寝顔。

「… うっそ。」

寝顔、見られたじゃん！もう最悪、最低。

私は自分の顔を両手で塞いだ。

侑李「A！」

「はい...」

侑李には似つかない声で私の名前を呼んだ彼。

それに驚いて、ビクッと縮まった。